これはススキでしょうか? オギでしょうか? !(^^)!
上と比べてみるとだいぶ花穂の感じが違いますが、こちらがススキです。
最初の画像は オギ でした。
ススキは株立ち
ススキはこのように 株立ちします。
たいして オギのほうは 地下茎から1本ずつ茎を出して、連立します。
あと、オギは湿ったところが好きです。ここにアップしたオギは 矢作川の河川敷で撮ったものです。
ススキのほうは 小河川の堤防のあちこちで撮ったものですが、すべて洪積台地でどちらかというと乾燥した地帯です。
すこし近づいてみます。
オギの穂
ススキの花穂
オギの穂
ススキの花穂
さらに近づいてみます
オギのおしべ(褐色のさやみたいなほう)とめしべ(ブラシみたいなほう)
上2枚とも ススキの雄しべと雌しべ
黄色い袋状のものが 雄しべの葯(中に花粉が入ってます)
ブラシ状のものが 雌しべの柱頭 (雌しべの子房が将来果実になる米粒状の部分です)
オギとススキのいちばんの違いは 芒(のぎ)があるか、無いかです
芒(のぎ)とは
Wikipedia「芒」より
芒(のぎ、「ぼう」とも)は、コメ、ムギなどイネ科の植物の小穂を構成する鱗片(穎)の先端にある棘状の突起のこと。ススキのことを芒とも書くが、これに似たイネ科の植物にオギ(荻)がある。ススキには芒があるが、オギには芒がない。
芒をもつライムギの小穂
では、チェックしてみましょう
▲オギに芒(ノギ)なし
▼ススキには芒(ノギ)がある
おさらい
オギに芒(のぎ)なし
ススキ(芒)には 芒(のぎ)があります \(^o^)/
だいたい、似ているのはススキと思っていました。(^ ^;; (^ ^::
云えね、先日床屋に行ったら 店の若い男の子が
「ススキって種類ありますか?」
って聞くんですよ。
「それは知らないけど、ススキによく似た植物で オギ ってのがある」
と答えたら、実物を持ってきて
「『ドライフラワーにしたいのでとってきてくれ』と相方さんから頼まれたんだけど、
これってススキですか?」
と言うんです。
見てみると 芒(ノギ)がなかったので
これはオギだね、なぜかというと。。。
とここに書いたような見分け方を説明してあげました。
パンパスグラスの代わりに ススキをドライフラワーにしようとしたんでしょうか??