最近よく見るアヤメ科アヤメ属の花を、花弁(花被片)の模様から区別してみます。
アヤメ
まず最初はアヤメです。
アヤメの学名は Iris sanguinea
属名のIris (イリス)はアヤメ属のことですが、英語風に読めば アイリスとなります。
ただし、アヤメは日本古来の品種に対し、
後述するオランダアヤメ(ダッチアイリス)やドイツアヤメ(ジャーマンアイリス)は洋種と出自が違います。
アヤメの花の特徴は 網目模様にあります。いわゆる「文目(あやめ)紋」です。
アヤメ紋は軸のほうまで伸びています。
ミツバチがやってきてシベのほうに首を突っ込んでいます。
以上、4月28日@愛知県緑化センター
以下、雨に濡れるアヤメ
コンデジで撮影したので色の再現性が良くないです。
次は、園芸品種のアヤメ
名前を「サキガケアヤメ」といいます。
もっとも私には アヤメとこのサキガケアヤメの違いが判りません。
ダッチアイリス(オランダアヤメ)
ダッチアイリスはアヤメ属の球根アイリスの1種で、スパニッシュアイリスに様々な種を掛け合わせて作られました。
学名:Iris × hollandica
日本で単にアイリスというとこのオランダアヤメ(ダッチアイリス)を指す。(三河の植物観察「オランダアヤメ 」)
花弁(正確には外花被片)に黄色い斑紋があるのが特徴です。
花弁が青いと黄色い斑紋が目立つのですが、全体が黄色のダッチアイリスもあります。
オランダアヤメにアヤメのような網目模様はありません。
外花被片にはっきりとした黄色の菱模様があるアヤメ属にハナショウブがあります。
ハナショウブもやはり弁元に黄色い班があるので花だけ見てるとオランダアヤメとの区別が難しいですが、実際は ハナショウブはもっと遅く咲き、生育場所も湿地と、 オランダアヤメのように乾地を好みませんので、 自然にあるときは 区別に迷うことはないようです (^^♪
カキツバタとキショウブ (追加)
4月30日に 彦左公園(幸田町)の池の縁で撮ったカキツバタとキショウブを追加しておきます。
カキツバタは湿地に生育します。(アヤメは陸上)
花びらの付け根のサインは
●アヤメが 文目(アヤメ)紋(網目模様)
●ハナショウブ が 黄色だったのに対し、
●カキツバタは「白い筋」がついているのが特徴です。
キショウブ(学名: Iris pseudacorus )は「西アジアからヨーロッパ原産の植物で、明治頃から栽培されていたものが日本全国の水辺や湿地、水田脇に野生化している上に、林縁など湿地以外の場所にもよく生育するため、拡大の懸念がある。」(wiki 「キショウブ」)
ジャーマンアイリス(ドイツアヤメ)
ヨーロッパに野生する自然交雑種ゲルマニカをもとにして、ほかのいくつかの原種も取り入れて交配育成が行われた系統です。
学名:Iris germanica Hybrid
ジャーマンアイリスは 色とりどりの花を咲かせ、アイリスの仲間では最も華やかで、非常に多くの品種があります。
花弁のつけ根の近くにブラシのように毛が密生しているのが特徴です。
ついでに最近よく見るアヤメ科の花をあと2つ。
イチハツ
学名:Iris tectorum
中国中南部からミャンマー北部の原産で、日本にはかなり古い時代に渡来したと推定されています。
イチハツ(一初)は、古くから”アヤメ科の植物で一番はやく咲く”といわれることにちなんで名付けられた草花です。
花は外花被片3枚と、内花被片3枚があり、外花被片にはトサカ状の突起物が付いていてこれが最大の特徴となっています。
シャガ
学名:Iris japonica
学名の種小名が japonica ですが、シャガは古い時代に日本に中国から持ち込まれた植物らしいです。
外側3枚の外花被片(萼片相当)に模様があります。
内側3枚の内花被片(花弁相当)にははっきりした模様はありません。
内花被片のさらに内側にそそり立つ、先端がひげ状になっているものが雌しべ なんだそうです。
「人家近くの森林周辺の木陰などの、やや湿ったところに群生する。」(wiki「シャガ」)
「シャガは中国原産で、かなり古くに日本に入ってきた帰化植物である。三倍体のため種子が発生しない。」(同上)
「このことから日本に存在する全てのシャガは同一の遺伝子を持ち、またその分布の広がりは人為的に行われたと考えることができる。」(同上)
「したがって、人為的影響の少ない自然林内にはあまり自生しない。スギ植林の林下に見られる場所などは、かつては人間が住んでいた場所である可能性が高い。そういう場所には、チャノキなども見られることが多い。」(同上)
アヤメ
まず最初はアヤメです。
アヤメの学名は Iris sanguinea
属名のIris (イリス)はアヤメ属のことですが、英語風に読めば アイリスとなります。
ただし、アヤメは日本古来の品種に対し、
後述するオランダアヤメ(ダッチアイリス)やドイツアヤメ(ジャーマンアイリス)は洋種と出自が違います。
アヤメの花の特徴は 網目模様にあります。いわゆる「文目(あやめ)紋」です。
アヤメ紋は軸のほうまで伸びています。
ミツバチがやってきてシベのほうに首を突っ込んでいます。
以上、4月28日@愛知県緑化センター
以下、雨に濡れるアヤメ
コンデジで撮影したので色の再現性が良くないです。
次は、園芸品種のアヤメ
名前を「サキガケアヤメ」といいます。
もっとも私には アヤメとこのサキガケアヤメの違いが判りません。
ダッチアイリス(オランダアヤメ)
ダッチアイリスはアヤメ属の球根アイリスの1種で、スパニッシュアイリスに様々な種を掛け合わせて作られました。
学名:Iris × hollandica
日本で単にアイリスというとこのオランダアヤメ(ダッチアイリス)を指す。(三河の植物観察「オランダアヤメ 」)
花弁(正確には外花被片)に黄色い斑紋があるのが特徴です。
花弁が青いと黄色い斑紋が目立つのですが、全体が黄色のダッチアイリスもあります。
オランダアヤメにアヤメのような網目模様はありません。
外花被片にはっきりとした黄色の菱模様があるアヤメ属にハナショウブがあります。
ハナショウブもやはり弁元に黄色い班があるので花だけ見てるとオランダアヤメとの区別が難しいですが、実際は ハナショウブはもっと遅く咲き、生育場所も湿地と、 オランダアヤメのように乾地を好みませんので、 自然にあるときは 区別に迷うことはないようです (^^♪
カキツバタとキショウブ (追加)
4月30日に 彦左公園(幸田町)の池の縁で撮ったカキツバタとキショウブを追加しておきます。
カキツバタは湿地に生育します。(アヤメは陸上)
花びらの付け根のサインは
●アヤメが 文目(アヤメ)紋(網目模様)
●ハナショウブ が 黄色だったのに対し、
●カキツバタは「白い筋」がついているのが特徴です。
キショウブ(学名: Iris pseudacorus )は「西アジアからヨーロッパ原産の植物で、明治頃から栽培されていたものが日本全国の水辺や湿地、水田脇に野生化している上に、林縁など湿地以外の場所にもよく生育するため、拡大の懸念がある。」(wiki 「キショウブ」)
ジャーマンアイリス(ドイツアヤメ)
ヨーロッパに野生する自然交雑種ゲルマニカをもとにして、ほかのいくつかの原種も取り入れて交配育成が行われた系統です。
学名:Iris germanica Hybrid
ジャーマンアイリスは 色とりどりの花を咲かせ、アイリスの仲間では最も華やかで、非常に多くの品種があります。
花弁のつけ根の近くにブラシのように毛が密生しているのが特徴です。
ついでに最近よく見るアヤメ科の花をあと2つ。
イチハツ
学名:Iris tectorum
中国中南部からミャンマー北部の原産で、日本にはかなり古い時代に渡来したと推定されています。
イチハツ(一初)は、古くから”アヤメ科の植物で一番はやく咲く”といわれることにちなんで名付けられた草花です。
花は外花被片3枚と、内花被片3枚があり、外花被片にはトサカ状の突起物が付いていてこれが最大の特徴となっています。
シャガ
学名:Iris japonica
学名の種小名が japonica ですが、シャガは古い時代に日本に中国から持ち込まれた植物らしいです。
外側3枚の外花被片(萼片相当)に模様があります。
内側3枚の内花被片(花弁相当)にははっきりした模様はありません。
内花被片のさらに内側にそそり立つ、先端がひげ状になっているものが雌しべ なんだそうです。
「人家近くの森林周辺の木陰などの、やや湿ったところに群生する。」(wiki「シャガ」)
「シャガは中国原産で、かなり古くに日本に入ってきた帰化植物である。三倍体のため種子が発生しない。」(同上)
「このことから日本に存在する全てのシャガは同一の遺伝子を持ち、またその分布の広がりは人為的に行われたと考えることができる。」(同上)
「したがって、人為的影響の少ない自然林内にはあまり自生しない。スギ植林の林下に見られる場所などは、かつては人間が住んでいた場所である可能性が高い。そういう場所には、チャノキなども見られることが多い。」(同上)
シャガも中国からもたらされたんですね。米、梅、ヒガンバナなども中国からですから、田んぼ、ヒガンバナ、梅林などが見えると外来種の風景ということになりますね。
今日はこちらも雨で、地域のブログの更新とか、溜まった写真の整理でこんな時間になってしまいました💦
『こころ旅』が和歌山、奈良、京都そして今週は滋賀県と、伊吹山が見える所まで来ました🙋♂️
正平さんもだんだん走行距離が短くなって来ました(*^^*)
でも、持続は力なり💪
いつまでも旅して欲しいものです