周囲が紅葉の中で、ヒイラギだけ 白い花を咲かせています。
ヒイラギは キンモクセイと同じ モクセイ科。花は白く、果実は ネズミモチのように黒いです。
ヒイラギは雌雄異株。
雌株の両性花は結実しますが・・・
雄株の雄花は結実しません。おしべは 最小単位の2本です。
〔コラム・クリスマスの飾りつけに使うヒイラギモチの話〕
ヒイラギを見ると、紅葉の後のクリスマスのことをそろそろ思い浮かべます。
西尾市憩の農園でもクリスマスの飾りつけに使うもみの木やクリスマス・ホーリーが置かれていました。
ラベルに クリスマスホーリーと書いてありますが、ホーリーとは ヒイラギの葉のように葉にトゲがあるモチノキのことです。
スマホの Google Lensアプリで あちこちの クリスマスホーリーを検索させてみました。
この木のばあい、第1候補に「ヤバネヒイラギモチ」を出しています。大正解です (^^♪
「ヤバネヒイラギモチ」とは、またの名を「シナヒイラギ」またの名を「チャイニーズ・ホーリー」といって、日本のクリスマスホーリーの大部分は この「ヤバネヒイラギモチ」(チャイニーズ・ホーリー)です。
別のクリスマスホーリーを検索させてみました。
こんどは 「セイヨウヒイラギ」を第1候補に出してきました。大間違いです。セイヨウヒイラギは モチノキの仲間で 葉がヒイラギの葉によく似ています。別名で クリスマス・ホーリーともいいます。
セイヨウヒイラギ(モチ)はヨーロッパでクリスマスの飾りつけに使われ、日本では この「ヤバネヒイラギモチ」(チャイニーズ・ホーリー)がクリスマスの飾りつけに用いられることがほとんどです。アメリカには アメリカヒイラギというモチノキがあり、これは セイヨウヒイラギ(モチ)に似ていますが別種で、アメリカン・ホーリーと呼ばれています。
クリスマスの飾りつけに使うモチノキだから 「クリスマス・ホーリー」ではあるのですが、こういう四角い葉をした角に棘のあるモチノキは「ヤバネヒイラギモチ」(チャイニーズ・ホーリー)であり、セイヨウヒイラギ(モチ)やアメリカンホーリーではないので ご注意を。
また、こういう赤い実が付くのは ヒイラギ ではありませんので お忘れなく (^^)/
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