シュウメイギク(秋明菊)は菊の名がつくけれど キク科ではなくアネモネの仲間です。アネモネ属はキンポウゲ科の植物です。
シュウメイギクの原産地は中国四川省の石灰岩地帯で、日本のシュウメイギクは「古い時代に入ってきた帰化植物」(wiki「シュウメイギク」)と考えられています。
「古い時代」とは室町時代のころらしいです。
なので、日本のシュウメイギクの学名は
学名:Anemone hupehensis var. japonica
と変種扱いです。
ただし、「日本のものが渡来以降に変種になったということは考えられないので、シュウメイギクにはいくつかの変種があり、その中のひとつが日本に野生化したものであると解釈すべきなのであろうと思う。」(植物雑学辞典「シュウメイギク」)
面白いのは シュウメイギクは「赤八重咲き」種のほうが先で、この桃色の一重咲き品種は 「赤八重咲き」種と、白一重咲きの交雑で生まれたと考えられていることです。
私たちは園芸コーナーで白やピンクの一重の秋明菊を見るたびに、どうしてアネモネの仲間に「菊」の名をつけるのかといぶかしく思いますが、濃いピンクの八重咲き種なら「キクかも?」とも思いたくなる姿をしています。
八重咲き秋明菊
ダンギク - 菊と呼ばれ 2
中心部の構造や蕊の付き方は、なるほどなとおもいました。
私はワシントンに行ったとき、この花の群生を見ました。ヨーロッパでも秋のアネモネとして人気のようです。
そうですか、ワシントンにまで進出ですか(^^♪
私はあいにく京都の貴船にも行ったことがなく、
そこに咲いている花が 八重なのか一重なのか知りませんが、
飛騨国分寺にあった秋明菊は八重咲きで、シベは見えなかったので、
品種改良された一重咲きを見るととてもたくさんのシベが気になります(^^ゞ