このダンギク(段菊)もキク科ではないのに キクの名が入っています。
どういうことなのでしょう?
ダンギクは カリガネソウ属(Caryopteris)の宿根草です。落葉低木に分類されることもあります。
現在は シソ科ですが、クロンキスト体系ではクマツヅラ科に属していました。
ダンギクの「段」は 段になって咲くことから、というのは判りますが、「菊」のほうは難解です。
葉を見ると 菊の葉に似ているので、それからついたのでしょうか?
花はシソ科の植物に多く見られる唇形花で、長い雄しべと雌しべが花弁から突出します。
ハッカの段々咲きに似ています。
唇形花とは、筒状の花の先端が上下に分かれ、唇のような形になる花のことです。
木でいうと 西洋ニンジンボクの花にとてもよく似ています。
花序は半球状で、上へ上へと咲きあがっていきます。
「カリガネソウ属の名はTripora属にあて、Caryopteris属をダンギク属とする文献も見られる」(wiki「カリガネソウ属」)
シュウメイギク - 菊と呼ばれ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます