〔ムティシア亜科〕
キク科は、最近では10の亜科に分類されるようになり、その系統では ガーベラは 「ムティシア亜科 Mutisioideae」に分類されています。
しかしこの10分類は 直感的に分かりにくいので、この記事では 以前の分類法で、キク亜科とタンポポ亜科に2分類し、ガーベラ属は キク亜科の花としています。形態的にはそのほうが分かりやすいので。
ガーベラの頭状花序シリーズ、こんどは 赤のガーベラです。
花の中心にあるチョコレート色の部分が、筒状花の蕾。
その周囲の 赤い双葉状の花弁から 黄色い筒が立っていますが、これが雄性期の筒状花。(黄色い筒は5本の雄しべが合着して円筒になったもの)
そのまた周囲の 白い棒は 雌しべの花柱。頭のスパナ上の器官が雌しべの柱頭(この部分は 柱頭活動期=雌性期になります)。
花の中心部の筒状花の集団が 丸くなくて 鼓のような形になっています。
再度、開花した筒状花の部分を観察しています。
ガーベラの筒状花の花弁は 星形の正五角形でなく、双葉状なのが特徴です。紅い花弁の中心側がクルっとカールしています。
一番手前の開花したての花では 黄色の雄しべ棒の先端はまだ閉じています。
すぐ後ろの花になると 黄色の雄しべ棒の先端に 花粉が出ています。これは 雄しべが出したものでなく、雄しべ筒の内壁に(雄しべの葯から)出た花粉を めしべ棒(未成熟なめしべの棒)が筒の中を伸長しながら上に押し上げたものです。
この花序の筒状花には 花粉の付いた花が見当たりません。
一部 花弁から黄色い雄しべ筒が伸びている雄性期の小花もありますが、ほとんどは 花粉を落とし めしべだけになった雌性期の小花たちです。
不思議なのは めしべは 雄しべ筒の中を貫通して伸びてきたはずなのですが、その雄しべ筒が(崩落したのでしょうか?)見当たらないことです。
まだまだ分からないことばかりです "(-""-)"
キク科は、最近では10の亜科に分類されるようになり、その系統では ガーベラは 「ムティシア亜科 Mutisioideae」に分類されています。
しかしこの10分類は 直感的に分かりにくいので、この記事では 以前の分類法で、キク亜科とタンポポ亜科に2分類し、ガーベラ属は キク亜科の花としています。形態的にはそのほうが分かりやすいので。
ガーベラの頭状花序シリーズ、こんどは 赤のガーベラです。
花の中心にあるチョコレート色の部分が、筒状花の蕾。
その周囲の 赤い双葉状の花弁から 黄色い筒が立っていますが、これが雄性期の筒状花。(黄色い筒は5本の雄しべが合着して円筒になったもの)
そのまた周囲の 白い棒は 雌しべの花柱。頭のスパナ上の器官が雌しべの柱頭(この部分は 柱頭活動期=雌性期になります)。
花の中心部の筒状花の集団が 丸くなくて 鼓のような形になっています。
再度、開花した筒状花の部分を観察しています。
ガーベラの筒状花の花弁は 星形の正五角形でなく、双葉状なのが特徴です。紅い花弁の中心側がクルっとカールしています。
一番手前の開花したての花では 黄色の雄しべ棒の先端はまだ閉じています。
すぐ後ろの花になると 黄色の雄しべ棒の先端に 花粉が出ています。これは 雄しべが出したものでなく、雄しべ筒の内壁に(雄しべの葯から)出た花粉を めしべ棒(未成熟なめしべの棒)が筒の中を伸長しながら上に押し上げたものです。
この花序の筒状花には 花粉の付いた花が見当たりません。
一部 花弁から黄色い雄しべ筒が伸びている雄性期の小花もありますが、ほとんどは 花粉を落とし めしべだけになった雌性期の小花たちです。
不思議なのは めしべは 雄しべ筒の中を貫通して伸びてきたはずなのですが、その雄しべ筒が(崩落したのでしょうか?)見当たらないことです。
まだまだ分からないことばかりです "(-""-)"
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