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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ルドベキア - キク亜科のシベ

2021-07-03 09:32:14 | みんなの花図鑑
6月に撮った花で 分からないことがありオクラに入っていた花を未解決のままアップしちゃいます。

ルドベキア

ルドベキアは もともと属名なので、上の花は 「ルドベキア・なんとか(たとえば ヒルタ)」というのかもしれませんが・・・
スマホの Google Lens で検索したら「オオハンゴンソウ属 Rudbeckia」を第一候補に挙げてきたので、「ルドベキア」とだけしておきます。



さて、未解決の問題というのは キク科のキク亜科の花にまつわる疑問です。
キク科のキク亜科の花は外側の大きな花弁のような部分が舌状花といって一枚一枚が花なのです。そして中央の盛り上がった部分が筒状花といって、これまた沢山の小花の集合なのです。
(タンポポ亜科は舌状花ばかりで構成されています)
(アザミ亜科は筒状花ばかりで構成されています)
舌状花と筒状花の堺に 雄しべ筒 (「ヒマワリ - キク亜科のシベ」を参照ください)が立ち上がっていますが、この雄しべ筒は 舌状花のシベなのでしょうか?



それとも、中心の筒状花で(筒状花は外周から中心に向かって 順々に咲いていきますから)その第1巡目のシベなのでしょうか?
・・・ということです。



ルドベキア・ヒルタ

同じ畑の隣に植わっていたルドベキアで、こちらは Google Lens によると 「ルドベキア・ヒルタ」とのことでしたので、そうしておきます。
ルドベキアというとハルシャギクと同じように 舌状花の花弁の中心に近いところが色が赤くなってたりして、そこが可愛いのですが、このヒルタには一見すると一色のように見えます。(よく見ると 中心側だけ黄色が濃くなってます)



さて先ほどの疑問、「立ち上がる雄しべ筒は 舌状花のものか?筒状花のものか?」ですが、
舌状花の数より立ち上がる雄しべ筒のほうが数が多いです。
ということで、これは(中央の)筒状花の一番外輪部の筒状花が咲きだした、という風に理解しておきましょう。



ルドベキアは 英語圏では「黒い瞳のスーザン(black-eyed-susan)」と呼ばれることがあります。
中央の筒状花の集合が 「黒い瞳」なんでしょうね
そうすると、いま立ち上がった雄しべ筒は さしづめ 「まつ毛」かな? (^_-)-☆








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