アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

アガパンサス - また「紫君子蘭」

2020-06-24 18:27:53 | みんなの花図鑑

アガパンサス( Agapanthus) いい名前です。



属名でもあるアガパンサスはギリシア語のアガベ(愛)とアンサス(花)の2語からなり、「愛の花」という意味です。(ヤサシイエンゲイ「アガパンサス」)




ユリ科の植物とされていますが、分類体系によってはユリ科から分離されたネギ科に分類されたり、さらにさらにそこから独立したムラサキクンシラン(アガパンサス)科とすることもあります。(同上)




和名は「ムラサキクンシラン(紫君子蘭)」と言いますが、この名前で呼ばれることはまずありません。クンシランは縁もゆかりもない別属の植物で、外見の特徴から付けられた和名のようです。(同上)




クンシランに姿が似て紫色の花を咲かせるという意味でしょう。(同上)




エゴノキみたいなハクウンボク

2020-06-24 11:29:59 | みんなの花図鑑
エゴノキみたいなハクウンボク。 両方とも エゴノキ科だった (´∀`)
見出し画像は 6月3日撮影の ハクウンボクの実。 下は 6月14日撮影の ハクウンボクの実。
ちょっと違いますね?

見出し画像のほうは 上を向いてるけど、 こちらは下を向いてる? ---- ああ、それは 撮影時のアングルの違いです。



答え?
見出し画像 (6月3日撮影) のほうの果実は 先っぽに ニップル(乳首)がついてますが、 6月14日のほうには ありません (^^♪



果実だけ見ると エゴノキの実と、とてもよく似ています。
でも、ハクウンボクのほうが 葉っぱがずっと大きいので、実だけでなく全体を見れば 区別できます。
果実は 成長するにつれ、 両端が出て 楕円に近くなります。



ついでに、 エゴノキ の実。

ちょっと実の生り様が少ないですけど。
エゴノキ、 学名はStyrax japonicaと言います。
(ハクウンボクのほうは Styrax obassia でした)



柱頭の残骸がいつまでもついています。
葉は ハクウンボクの葉よりずっと小さいです。



「エゴノキの若い果皮にはエゴサポニンとよばれる物質がはいっていて、 古くから洗剤として用いられてきました。」(大阪百樹「エゴノキ」)




異様な形の果実?
「エゴノネコアシアブラムシが作るエゴノネコアシなどの虫えいができることがある。」(松江の花図鑑「エゴノキ」)
これかな?