アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ナワシロイチゴ、キイチゴ ‐ キイチゴ属

2020-06-16 18:21:08 | みんなの花図鑑
ナワシロイチゴは バラ科キイチゴ属。

苗代の頃に赤い実が熟すため、この名がある。 (wiki 「ナワシロイチゴ」)




花期は5-6月。 花は短く立ち上がる枝の先に散房状につく。花は赤っぽい紫だが花弁が小さいので目立たない。(同上)




粒の大きく 良く熟した果実は 甘くておいしいです。




先を越されました (´∀`)




つぎは キイチゴの仲間。

クロミキイチゴとか、 ブラックラズベリーと言われる品種かと思うのですが、詳細は不明です。




果樹園(ナシ園)の 金網を伝って 伸びています。













千客万来(´-`)



ボダイジュと シナノキ - シナノキ属

2020-06-16 12:54:39 | みんなの花図鑑

これは 6月7日に撮った 行福寺(豊田市)のボダイジュですが...




そのわずか3日前は ほとんどがこんな風にまだ つぼみ でした。

ついでに この写真が分かりやすいので説明しておきます。
ボダイジュの花は ヘラ型の葉(苞葉といいます)の中央から花柄を伸ばして 花を付けます。
「枝先の葉腋に苞葉をつけ、苞葉の中央近くから集散花序を下垂し、花を3~12(20)個つける。」(三河植物観察「ボダイジュ」)



上の状態から3日後、開花したボダイジュの花です。




ボダイジュの花は、 次に出てくるシナノキとよく似ていて、 花だけ見たのでは区別が付きません。




花が咲くと いい香りに誘われて虫が集まってきます。




カメムシの乗っているほうが ボダイジュの葉。 右は 花を付ける苞葉。
そのボダイジュの葉ですが、 一見すると、桑の葉に似たところがあります。 でも ボダイジュは クワ科ではありません。 かつては シナノキ科でしたが、今はアオイ科に代えられているようです。
(紛らわしいですが、 葉っぱの先がとがった インドボダイジュという木があって そちらが クワ科です)




つぎは 同じシナノキ属のシナノキです。

このシナノキは 6月11日、愛知県緑化センターで撮ったものです。 雨で 片手に傘を持って 残った片手で撮ったものです。




花はまだ蕾が多いですが、 苞葉の中央から花柄を伸ばして花を付けるさまは ボダイジュとそっくりです。
葉もボダイジュに似た葉です。 ただ ボダイジュのほうは全体に光沢があり、より黒い感じですが、 シナノキの葉は光沢がなくより柔らかい感じです。



ボダイジュも シナノキも花は 苞葉から伸びた花柄に咲きますが、 ボダイジュの花の花は下を向いて下垂するのに対し、シナノキの花はやや繊細で いろいろな方向を向いて咲くという違いがあるそうです。

安城デンパークにも 何本かシナノキ属の木が植わっていますが、 ボダイジュか シナノキか 判別できない木があるということです(^_-)-☆



セイヨウヒキヨモギ、コンフリー - 帰化植物12

2020-06-16 11:04:29 | みんなの花図鑑
拡大すると 黄色いUFOみたいな花。

ちっちゃな黄色いUFOが鈴生り。
セイヨウヒキヨモギといい、 ハマウツボ科(ゴマノハグサ科から移行)。 聞いたことの無い科ですねぇ (´・ω・)




河川堤防に こんな風に いかにも帰化植物風の群がり方。
セイヨウヒキヨモギは、 ヨーロッパ西部から来た帰化植物。
「この引蓬(ひきよもぎ)の仲間は、西洋引蓬(せいようひきよもぎ)を含め、半寄生植物で、
自分自身で葉緑素を持ち、自ら光合成による養分を作り出す一方、根を他の植物の根に吸着させ、栄養を吸収する、半寄生植物の性質があります。」(Digital_Photo 花遊悠「セイヨウヒキヨモギ」)




「茎の上部の葉腋に長さ2.5cmほどの黄色の唇形の花を1つずつつける。上唇はドーム状で下唇は大きく張り出し3裂する。」(松江の花図鑑「セイヨウヒキヨモギ」)




雄しべは 4本あるそうですが...




この褐色のが 雄しべでしょうか?
花も萼も (そして茎も) 腺毛でおおわれています。 触ると ネバネバします。

以上は ちょっとまえ(5月26日) 矢作川堤防で撮ったセイヨウヒキヨモギでしたが...

セイヨウヒキヨモギを見ると、なぜか コンフリーを思い出します (´∀`)
以下は、 初めてコンフリーに出会ったとき(2016年7月)コンデジで撮った写真です。

コンフリーの和名は 「ヒレハリソウ」。



紫色がかった花も多いようです。




「日本へは明治時代に導入され、家畜の飼料や食用として利用された。昭和40年代に健康食品として一時期大ブームとなり、植えられたものが一部野生化した。日本では、葉を天ぷらなどにして食べることが多かった。また、胃潰瘍や大腸炎などの病気に、コンフリーの錠剤やハーブティーを飲むことがあったが、大量に服用すると肝臓を傷めるという事で現在では行われていない。」(wiki 「ヒレハリソウ」)