アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ネムノキ - 柳川瀬公園

2020-06-26 18:04:45 | みんなの花図鑑
豊田市の柳川瀬公園の ネムノキです。 今朝行って撮ってきました。


ネムノキを「らしく」させている 赤い細く長い毛の部分は 雄しべ です。




花柄から いくつか束になって花がついています。20個ほどの小花が集まって頭状花序を作っています。
よくみると、 花の中に 途中まで萼筒に包まれて束になって伸びて 途中からバラバラとほかの花より開いている花があります。この花を「頂生花」といいます。(その他大勢のほうは 「側生花」)




沢山の雄しべの中に 1本だけ頂上に花粉がついてないシベがあります。これが 雌しべです。




左下、一番長くまっすぐなのが、雌しべです。




つぼみはバナナの房のように集合しています。




シベを包んでいる萼片が割れ、中から花弁が伸び、その中から ぐちゃぐちゃに縮こまっていた雄しべたちがまっすぐに伸びます。いつ見ても不思議です。




(中央)萼片の中から 花弁と雄しべが顔を出したところです。




手前の白っぽい小花が 前述の「頂生花」です。




頂生花だけ蜜を出すと言われています。 (私が観察したところ、蜜は おしべのだいぶ先のほうにまでついていましたが、虫が運んだおこぼれなのか定かではありません)




いやー、午前中なのに、暑い暑い (´∀`)

ユリズイセン - アルストロメリア科

2020-06-26 14:12:03 | みんなの花図鑑

好きな花です。 <赤>系に 縁が<緑>なのがイイ 。 Rouge et vert(ルージュ・エ・ベール) だから (^^♪




ところが、タイトルに名前をと思い、どうしたものかと困ってしまいます。 色々あるからです(ToT)
「ユリズイセンは中南米原産で、日本には1926年(大正15年)に渡来しましたが、観賞用に栽培されていたものが各地で野生化しているそうです。クロンキスト体系ではユリ科、新エングラー体系ではヒガンバナ科に分類されていましたが、APG分類体系ではユリズイセン科(アルストロメリア科)に分類されています。」
となっていて、「ユリズイセン」といっても「アルストロメリア」といっても、 この ルージュ・ベールの花だけを言い表していないからです。




でも、 「ユリズイセン」でググったほうが、 この 赤と緑の(ルージュ・ベールの)花の画像が多く出てきます。

ユリズイセンとは
園芸品種で見かけるアルストロメリアの原種のひとつです。
花弁には黒褐色の縞模様がたくさんは入っていて、
このあたりはアルストロメリアの特徴そのままです。
(以上、gooブログ・筑前の国からこんにちは!「誤解の多い花・・・ユリズイセン」より拝借しました。ありがとうございます)




「アルストロメリア」だと、当然のことながら、 よく見る 肌色のアルストロメリアが圧倒的に多く出てきます。

先ほどの ブログの記事のつづき↓
アルストロメリアは園芸種で、ユリスイセンと云うそうです。
の違いです、紛らわしいですね。 (同上)

アルストロメリアを使うなら うしろに 種小名をつけると絞り込めるようです。
 Alstroemeria pulchella – Parrot Lily
とか、
 Alstroemeria psittacina – Parrot Lily



ついでに、 ユリズイセン(Alstroemeria psittacina)と一緒に

こんなふうに 咲いていたハゼラン。



ハゼラン(スベリヒユ科の多年草)は 別名「三時草(さんじそう)」 といいます。
午後 3時から 1時間~2時間くらいしか咲かないからです。



これは、 16:20ごろの撮影です。




しべ(雄しべと雌しべ)が まち針 みたいなので「マチバリソウ」とも (´∀`)







カルドン - アザミ亜科

2020-06-26 08:24:26 | みんなの花図鑑
見出し画像は 2年前同じ場所で(この年の6月4日に)撮った カルドン です。



アザミのお化けのような花が、畑に植えてあります。 観賞用の花が畑に植えてあるのかと思ったら、 カルドン(Cardoon) と言って、 これ食べるために植えてあるんですね (^^)/
以下、 見出し画像と同じ畑で、 6月24日撮影したものです。




よく似た植物に アーティーチョーク があり、 両方とも キク科アザミ亜科アーティーチョーク属の植物です。
「アーティチョークのようにつぼみも食べることができるが、それ以上に蒸し煮にした茎が良く食べられる。茎は大きなセロリに似ており、アーティチョークに似た風味がある。」(wiki 「カルドン」)




アザミのような花は 咲くとアーティーチョークと区別が付きませんが、 萼片がとがっているのが カルドン、 萼片がとがってないのが アーティーチョークのような気がします(←個人の感想です)。 葉で見分けるのが一番妥当な方法で、 アーティーチョークの葉は カルドンよりギザギザが細かいようです。(ガーデニングの図鑑「アーティチョークとカルドンの違い」)


アーティチョーク - 安城デンパーク