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台湾新幹線、東へ延伸 交通部が検討 南港―宜蘭を15分で結ぶ

2019年08月16日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運
 





(台北 16日 中央社)林佳龍交通部長(交通相)は15日、台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)の東部・宜蘭県への延伸計画を実行可能性評価の項目に盛り込んだことを明らかにした。実現すれば南港(台北市)―宜蘭間が15分で結ばれるようになる。宜蘭県の林姿妙県長は高鉄の宜蘭延伸に好意的な見方を示し、県内の鉄道建設の整備に期待を寄せた。

西部に高鉄、東部に快速鉄道を整備し、台湾本島全体をつなぐ鉄道網を建設する構想を掲げている交通部。高鉄の延伸を巡っては、南端の左営(高雄市)から屏東県まで伸ばす計画も持ち上がっている。

現在、南港から宜蘭までは台湾鉄路管理局(台鉄)の路線が走っており、所要時間は最短で58分(特急プユマ号、タロコ号乗車の場合)。南港―宜蘭区間を直線で結ぶ「北宜直線鉄道」の建設計画が10年以上前から検討されていたが、林部長は、高鉄延伸は直線鉄道に比べて所要時間がより短縮され、建設費も高くならないと説明した。

宜蘭県政府の林茂盛秘書長は、高鉄延伸計画を優先的に支持する考えを示した。

宜蘭県民の男性は、宜蘭から台北市内までの所要時間が20分かからないのであれば、緊急時には高鉄を使いたいと話した。同じく県民の女性は、宜蘭から台北までの高速バスの片道運賃が120台湾元(約407円)前後であることに触れ、高鉄の運賃が200元(約677円)以内なら通勤に利用したいと語った。
 

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台湾鉄道、上半期の利用者数が過去最多に 貨物輸送も好調

2019年08月16日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

台湾ランタンフェス期間中、見物客で埋まる台鉄・潮州駅(屏東県)のプラットホーム



(台北 15日 中央社)台湾鉄路管理局(台鉄)が14日に発表した上半期(1~6月)の決算で、1日当たりの平均利用者数が64万5881人と過去最多となった。前年同期比は1.8%増。また、近年落ち込んでいた貨物輸送量も計390万8078トンと好調。前年同期比は3%増で、成長率で旅客輸送を上回った。

旅客輸送による収益は、1日当たり平均5016万7891台湾元(約1億6980万円)で、前年同期比0.9%増。台鉄によると、近年の利用者数は特急プユマ号の投入や東部・花蓮と台東を結ぶ台東線(花東線)の電化、電子決済の導入などによって増加し、2015年には1日当たりの平均利用者数が64万人を突破したものの、その後は減少傾向が続いていた。今年V字回復した主な原因として、2月初旬の旧正月連休が昨年より長かったことや、中部・台中市のフローラ世界博覧会(台中花博)や南部・屏東県の台湾ランタンフェスティバルなど、地方の大型イベントが多かったことを挙げている。

貨物輸送が好調な背景としては、東部の宜蘭と花蓮を結ぶ唯一の道路「蘇花公路」で進められているバイパス建設工事に必要な石灰石や粘土などの大口貨物の増加があると分析している。貨物輸送による収益は前年同期比2%増の3億2402万元(約10億9700万円)だった。
 

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