都立高校の入学試験の合格発表が3日、一斉に行われ、合格した生徒が家族や友人と一緒に喜び合っていました。
都立高校の合格発表は午前8時半にウェブサイトで行われたあと、午前9時半にはそれぞれの学校でも掲示板などに貼り出されました。
このうち、千代田区の都立日比谷高校では、雨の中、受験生が保護者らと一緒に訪れ、自分の番号を確認したあと、スマートフォンで撮影したり、友人などと抱き合ったりして喜んでいました。
学校の掲示で初めて結果を確認したという男子生徒は、「受験勉強を頑張って受かることができて本当に良かった。高校生活を楽しみたいです」と話していました。
中学に入学したころからこの学校をめざしてきたという女子生徒は、「頑張ってきたかいがあって合格でき、とてもうれしい。友達といっぱい遊んで、笑顔あふれる高校生活を送りたい」と話していました。
都の教育委員会によりますと、全日制の都立高校入試の応募倍率は平均で1.29倍で、現在の制度で募集が始まった1994年度の入試以降、最も低くなりました。
また、実際に試験を受けた受験倍率は1.20倍で、過去2番目の低さとなりました。
都立高校では今後、追加の募集が行われ、全日制は今月6日、定時制は24日に出願の受け付けが行われます。