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京都府宇治市広野町の市植物公園で、タカノツメの40倍ほど辛い「キャロライナリーパー」など、トウガラシの中でも特に辛い10種類が展示されている。赤や黄色の鮮やかな実がたわわになっている。
「激辛料理」が人気を集める中、同園が「辛いトウガラシを実際に見てほしい」と、初めて展示した。
「キャロライナリーパー」は「カロライナの死に神」という意味で、直径約3センチの丸くごつごつとした実は世界3位の辛さ。6位の「ブートジョロキア」は激辛ソースの材料に使われており、同園の梅村慎太朗さんは「少しだけ食べてみたが、2時間ほど辛さが残った」と話す。
他にも韓国料理に使う「コリアンレッド」、レモンのような香りの黄色い実を付ける「レモンドロップ」などが並ぶ。梅村さんは「さまざまな色や形を楽しんで」と呼び掛けている。
9月末まで見られる。入園料が必要。23、28日は休園。
(京都新聞社)
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京都市で寺の本堂を建物内に取り込んだホテルが今月、オープンすることになり、老朽化した寺の維持・管理と地域の開発の両立を目指すモデルとして注目されそうです。
このホテルは、京都市下京区にある浄土宗の浄教寺が大手不動産会社とともに建設し、今月28日のオープンに先だって15日、報道関係者に公開されました。
建物は地上9階、地下1階建てで、およそ190年前に建てられた浄教寺の本堂が1階のロビーから壁1枚隔てた場所に設置され、うっすらとライトアップされています。
ホテルでは、朝、僧侶とともにお経を唱える宿泊プランを設けるほか、客室には、ちょうず鉢をモチーフにした洗面台や灯籠の形をあしらった照明を配置して、寺との一体感を表現しています。
浄教寺は、檀家に負担を求めずに老朽化した本堂を後世に残すため、不動産会社との連携を決めたということで、寺の維持・管理と地域の開発の両立を目指すモデルとして注目されそうです。
浄教寺の光山公毅住職は「寺単独で生きていくのは難しく、土地柄からホテルでの再生を選んだ。再生は大変な課題だが、ほかでも何かやろうかと思ってもらうきっかけになりたい」と話しています。
三井不動産ホテル・リゾート本部の名塚旭主事は、「特徴あるホテルを作りたいと思い、連携させてもらった。異業種と組むことで新しい価値を生み出したい」と話しています。
NHK