(桃園中央社)桃園メトロ(MRT)緑線の中レキ延伸計画について、国土政策の策定・審議などを担う国家発展委員会は24日、実行可能性を審議し、提出された案を支持することに同意した。桃園市政府捷運工程局が明らかにした。同局は、2029年末の開業を目指すとしている。(レキ=土へんに歴)
建設中の緑線の南端となるG01駅(桃園市八徳区)から台湾鉄路管理局(台鉄)中レキ駅(同中レキ区)まで西に7.2キロ伸ばす計画。途中には5駅を設置する。1駅が高架駅、4駅が地下駅となる予定。総事業費は約328億台湾元(約1200億円)。同計画の実行可能性調査は今年8月末に交通部(交通省)の審査を通過していた。行政院(内閣)の承認を得た後、市は総合計画の策定に取り掛かる。
緑線本線は桃園市都市部を南北に結ぶ全長約27.8キロの路線で、今年10月までに全区間で工事が始まった。
緑線の延伸に関しては、G01駅からさらに南の大渓区埔頂まで伸ばす計画も持ち上がっており、市は来年初頭に交通部に計画報告書を提出したいとしている。