(嘉義中央社)阿里山林業鉄道沿線で29日、開業107周年を祝う撮影イベントが開催された。日本統治時代に製造されたシェイ式蒸気機関車2両が修復後、初めて同時に姿を現し、集まったカメラマンたちを喜ばせた。
イベントに登場したのは、28トン級の31号機と25号機。阿里山林業鉄路・文化資産管理処によれば、いずれも1915(大正4)年に製造された。2005年と06年にそれぞれ修復され、現在は観光列車として活躍している。31号機は阿里山車庫で保管されているが、25号機は山のふもとの車庫所属で、今回のイベントのため特別に山中まで運ばれた。
同処と鉄道雑誌が共に企画したイベントで、定員は80人とされたが申し込み開始後、すぐに満員となったという。集まったカメラマンの中には、神谷武志さんや白川淳さんなど、日本の鉄道写真家の姿もあった。