奈良市の近鉄奈良駅前でJR東海グループが建設予定の高級ホテルの名称が寧楽(ねいらく)からとった「ホテル 寧(ねい) 奈良」と決まりました。
このホテルは、近鉄奈良駅近くの奈良商工会議所会館などがあったおよそ3300平方メートルの敷地に、JR東海グループがゆったりとした高級感のある客室や奈良の歴史や文化にふれられる空間も備えた、グループ初のラグジュアリーホテルとして建設する予定です。
アメリカのホテル大手、ハイアットと提携してJR東海ホテルズが運営することになっていて、このほどホテルの名称が寧楽からとった「ホテル 寧 奈良」と決まりました。
寧楽は万葉集などで「なら」とも読まれることや「寧」が意味する静けさや安らぎに、起源への回帰と伝統をたたえる思いが込められているということです。
具体的な内容や開業時期などは未定ですが、JR東海の丹羽俊介 社長は「奈良の玄関口で地元の皆さんと一緒に奈良のさらなる旅の魅力を創出し、現地で体験してもらう場を提供できると確信している」とコメントしています。