今月兵庫県芦屋市の路上で30代の男性に大けがをさせたうえスマートフォンを奪ったとしてマレーシア人2人が逮捕された事件で、警察は現場近くに住む28歳の中国人を新たに強盗殺人未遂の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、中国籍で兵庫県芦屋市に住む無職のマ・アーノルド容疑者(28)です。
今月16日、芦屋市涼風町の路上で35歳の男性が2人組の男に突然刃物で刺されるなどして大けがをしたうえ、スマートフォンを奪われました。
警察は、いずれもマレーシア国籍のイー・テン・ホウ容疑者(58)とタン・ファン・チュン容疑者(58)をその日のうちに強盗殺人未遂の疑いで逮捕しましたが、捜査関係者によりますと2人は調べに対し、「現場近くの住人を襲撃するよう依頼され、来日した」などと供述しているということです。
このため警察がさらに捜査を進めたところ、マ容疑者が2人に対し襲撃の現場を事前に伝えていた疑いがあることが分かったということで、30日新たに強盗殺人未遂の疑いで逮捕しました。
容疑者は現場から数百メートルの場所に住んでいるということです。
一方被害者の男性は事件当日、車の清掃を依頼されてたまたま現場を訪れていたということです。
警察は別の人と間違って襲われた可能性があると見て、事件の詳しいいきさつを調べています。
マ容疑者は調べに対し「何も言いたくありません」と話しているということです。