店舗内にある仕込み用タンクで麦芽とお湯をかき混ぜる担当者(12日、町田市で)
町田市で昨年12月にオープンしたクラフトビール専門店で、ビールの醸造作業が本格化している。地元産のホップも使って醸造した「町田産ビール」は、15日から一般販売が始まる。
小田急町田駅東口にある専門店は、市内で飲食店などを運営する10社が設立した「武相ブリュワリー」が運営している。これまでは、販売するビール5種は全て都内のメーカーに製造を委託していたが、醸造免許を取得したため、うち3種については1月中旬から店舗での醸造を始めた。
今月12日には、担当者がタンクに入った約300リットルのお湯と115キロの麦芽をヘラでかき混ぜ、ビールの原料となる麦汁づくりに当たっていた。麦汁に市内の農家が栽培したホップなどを加えて沸騰させた上、酵母を加えて発酵させて20日間ほど寝かせるとビールが完成するという。
店舗マネージャーは「『町田産ビール』を早く飲みたいとの要望が多かった。クラフトビールが好きな人にも苦手な人にも気に入ってもらえると思う」と話している。
同店の営業は午前11時~午後11時。支払いはキャッシュレス決済のみ可能。