昨日から本格的に新仏の盆棚(ショーラ棚)を作り始めました。
これは新仏をまつるために14日に設置します。
昔なら谷川の傍アゼ等に竹4本の柱で骨組みをして、横三方と天井をシキミで囲い、下面は竹棒を並べます。画像のように前面を竹棒で塞げるようにする家もあります。竹は谷際などに生えている一年竹を使います。
お盆の14日に新仏の位牌を左側に置き、その前にオリョウグ、団子、米とナスビの切ったもの等をお供えする。
そして、お寺の僧侶が来て棚の前で経をあげる、これを「棚経」と言います。
お経をあげている傍では、108個の川原石を並べた上で、これまた108本のタイマツをともします。
また、棚の右側には「ガキボトケ」のお供えとして、ハスの葉を吊るし、にぎりめし三つをお供えします。
棚は14日に片付けて、ハスの葉とにぎりめしにオリョウグ食材および燃やしたタイマツなども谷川に流します。
以上のことを行いますが、現在はここまでやれる家は少なくなりました。