うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

マウス

2010年11月01日 | 忘れかけていたこと

8月13日の「左手の指」に、こんな意味のことを書いた。
[Shift]を押しながらクリックするとき、初めての人は力あまってマウスの位置がずれてしまう。
この場合は、[Shift]を押す左手と、クリックする右手の両方のことなので、慣れるまでに何度か繰り返しが必要かなと思っていた。

だが、ワードに挿入した画像を編集するときのように、図の指定枠に出てくる○マークや■マークの上にマウスポインターを持って行って、その形が変わったらドラッグするという、利き手だけの操作でもなかなか難しいらしい。
<マウスポインターの形が変わった>ときその位置から<ドラッグ>に入る前、左ボタンをONにするそのときに、きわめて大げさに言えば魔の瞬間が訪れるのである。
「はい。矢印が出ました。そこで左ボタンを押して」と言うと、ボタンをギュッと押そうとしてマウスを握りしめる。つい力が入って格闘技が始まる。
入れなくてもよい力だから、余ったエネルギーはほかの仕事をしないとエネルギー不滅の法則に逆らうことになる。
力の働きは抵抗の少ないほうに向かう。マウスの前進でエネルギーは発散し、ことが収まる。
だが、無駄なエネルギー消費は反エコ行為だから目的は達せられない。

「押して」と言われると前向きの力を入れてしまう。
では「押して」と言わずに何と言えばよいのか。「クリック」では意味が違うのでそのことばも使いにくい。「クリックして」と言われると正直にそこで軽い痙攣を起こす人もいる。

やってみせても、見せる側の指の感覚は見ている人にはわからない。操作過程と結果の画面上のイメージしか伝えられない。この爺じいがスィッとできるのに私がなぜと思わせたのでは逆効果になる。
マウスがうまく動かない人には準備運動などと考えているのだが、よい方法はないものだろうか。
スポーツ・トレーニングの経験者ならよい知恵をお持ちかもしれない。