困ったときの右クリック。
パソコン画面のどこででも右クリックするとメニューが現れる。
通常の操作以外に何かしようというときには、右クリックをすると次の手順の入り口を探し出せることが多い。
右クリックして何も現れない位置には入り口がない。そんなところから穴を開けてもぐりこもうなどと考えるのは徒労以前のことで、いくら突付いても仕方がない。
入り口はユーザー自身が探すもの。それを見つけやすいのが優れたアプリケーション・ソフトということになる。
ポインターをあちこち動かしてみなければ入り口の見つからないソフトをインストールしてしまったら、運が悪かったと諦めるほかない。
画面に文字が並んでいる。その文字列をどこかに書きとめておける状態で取り出したい、早く言えばテキストのコピーを取りたい。
そういうときには範囲指定して[右クリック]→[コピー]→コピー先の場所で[クリック]→[貼り付け]となるのだが、Webページなどでは意地悪く[右クリック]→[コピー]をできなくしてあるサイトもある。
ページの大部分なら、そっくり保存したり、いまはやりの OneNote や Evernote に取り込んだり、Print Screen で画像にしたり、いろいろ方法があるけれども、ほんの1~2行が欲しいときにはそれもくやしい。
見ながらキーを叩いたほうが早そうでもあるがそれもいまいましい。
そんなときは、すぐ諦めずに[Ctrl]+[C]→[Ctrl]+[V]を試みることにしている。
[右クリック]→[コピー]→[貼り付け]と同じこの操作が、マウスクリックでは受け付けないのに、このキー操作ならいうことをきいてくれる場合がある。
なぜこうなっているのかはわからないが、なぜを知らなくても、こうできることさえわかっていればたくさん。
パソコンを使う人には、ほとんどの場合、「なぜ」の知識より「こう」の体験のほうが役に立っているから。