図のレイアウトに「背面」というメニューがある。
背面といっても後ろから見るわけではない。
これは文字との関係だけでなく、複数の挿入図があって重なり合ったとき、図相互にも見える/見えないという関係が生じてくるのを整理するための設定である。
図を「背面」に設定すれば、画面のいちばん後ろ側に回るから、ほかの図なり文字なりと重なりができても、「背面」以外の図や文字が前に出てくる。
こうしておけば、ほかの図や文字が、後側に行って見えなくなり、あれ?消えてしまったとあわてることがなくなる。
デスクトップの壁紙のように大きな図の上にまた文字や図を重ねていくときは、はじめから裏に回る図を「背面」にしておくと、全体の始末がしやすいということになる。
ただし、図に重なった文字は、そのままでは読めないので、文字を浮き立たせる工夫をしないと、何か書いてあるというだけのものになってしまう。