ワード文書に挿入した図を、文字のどこに配置するかによって、文書の出来栄えは変わってくる。
何か絵や図が入っていれば文書が引き立つというものでもない。
挿入する図が、文章の説明用なのか、引き立て役なのか、それとも逆に文章が図の説明用なのか、最もよい効果の得られる配置が図の挿入の価値をたしかなものにしてくれる。
ワード文書は、紙に印刷されるものもあれば、映像表示装置の画面上だけで見るものもある。
文書を見る方法によっても、どういう人が見るかによっても、文章と図の最適な組み合わせ方が違ってくる。
文章と図の組み合わせ方は、[図の書式設定]→[レイアウト]に用意されているメニューから選択することになるが、設定様式の名前がちょっとわかりにくいので、これまでは常用の設定を決めておき、それを使い慣らすことしかやってこなかった。
しかし、サポートのお手伝いをしていると、自分好みの設定ただ一つというわけにもいかず、一つひとつ確かめなければならなくなった。
限られた広さの画面では、一度にぱっと見られるようにするのは難しいので、じれったいけれども、ぼつぼつすすめることにする。