注目の明慶三回戦は、明治が7対0で完勝。
今季三つ目の勝ち点を獲得して、完全優勝に大きく前進しました。
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月初ということもあって、ネット観戦もできなかった私ですが、連盟のHPを見る限り、今日の主役は間違いなく野村投手でしょう。
慶応打線を散発5安打・無四球で完封。
特に、山崎-伊藤-伊場の強力クリーンアップを1安打・5三振に封じ込めたのですから、早稲田ファンの私としても脱帽するしかありません。
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野村投手については、これまで『スタミナが今一つで、三回戦では勝てない』いう評判を、たびたび耳にしました。
しかし、今季は一味違います。
『立場が人を育てる』と言いますが、完全優勝に向かって突き進むチームの主戦投手という立場が、野村くんを一回りも二回りも大きくしているように感じます。
野村くんの成長ぶりは、敵ながらあっぱれ。
野村くんは、掛け値なしに大学球界のエース投手になりました。
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明治が残すカードは、立教と東大。
どちらも気の抜けない戦力を有するチームですが、今の明治からは、伝統の「猪突猛進」モードを感じます。
早稲田は、もうひと波乱を起こしたいので、特に春季二位の立教の意地に期待したいところですが…
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早スポに掲載されている、東大一回戦終了後の選手インタビューを読んでいました。
その中で、大野健くんが「疲れのために体が開いてしまい、その結果、制球に苦しんだ」というような話をしています。
各カードの一回戦に先発する
二回戦でも、勝機があればクローザーとして登板する
三回戦に突入した場合は、勝ち点を懸けて、再び先発する。
そんな大学野球の主戦投手としての重圧を背負って、大野くんは奮闘しています。
「四年生になった時は、俺がエースだ」
そう思って、これまでもトレーニングに励んできたはずです。
しかし、実際に主戦投手になってみると、彼の想像を超える重圧に出会ってしまい、自分の投球が全くできない。
大野くんは、春のリーグ戦、そして夏のオープン戦と、ずっと苦しみました。
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「実戦経験に乏しい」というのは、このような状況を指すのだと私は思うのです。
普段の自分の練習が、実戦を勝ち抜くために十分なのか。
それは、実戦を戦った者にしか、そして痛い思いをした者にしか分からないことなのだと思います。
「主戦投手として投げるだけの十分な練習を、俺は消化してきたはずだ」と思っていたのに、なかなか結果を出せない。
一学年上にドライチ三羽烏がいたゆえに、十分な経験を積むことができなかった。
下級生時代に、実戦での痛みを経験することができていたら、彼らの練習メニューも、気持ちの入れようも、きっと変わっていたはず。
でも、去年までは、そんな将来を見据えた投手起用が全くされませんでした。
そんなハンデと、大野くんをはじめとする四年生投手陣は格闘しています。
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ともあれ、学生スポーツは、最上級生たちの踏ん張りがあってこそ輝きます。
この秋の残る2カード。
土生主将率いる野球部の奮闘ぶりを、私は脳裏に刻み込みたいです。
ガンバレ早稲田!!
今季三つ目の勝ち点を獲得して、完全優勝に大きく前進しました。
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月初ということもあって、ネット観戦もできなかった私ですが、連盟のHPを見る限り、今日の主役は間違いなく野村投手でしょう。
慶応打線を散発5安打・無四球で完封。
特に、山崎-伊藤-伊場の強力クリーンアップを1安打・5三振に封じ込めたのですから、早稲田ファンの私としても脱帽するしかありません。
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野村投手については、これまで『スタミナが今一つで、三回戦では勝てない』いう評判を、たびたび耳にしました。
しかし、今季は一味違います。
『立場が人を育てる』と言いますが、完全優勝に向かって突き進むチームの主戦投手という立場が、野村くんを一回りも二回りも大きくしているように感じます。
野村くんの成長ぶりは、敵ながらあっぱれ。
野村くんは、掛け値なしに大学球界のエース投手になりました。
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明治が残すカードは、立教と東大。
どちらも気の抜けない戦力を有するチームですが、今の明治からは、伝統の「猪突猛進」モードを感じます。
早稲田は、もうひと波乱を起こしたいので、特に春季二位の立教の意地に期待したいところですが…
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早スポに掲載されている、東大一回戦終了後の選手インタビューを読んでいました。
その中で、大野健くんが「疲れのために体が開いてしまい、その結果、制球に苦しんだ」というような話をしています。
各カードの一回戦に先発する
二回戦でも、勝機があればクローザーとして登板する
三回戦に突入した場合は、勝ち点を懸けて、再び先発する。
そんな大学野球の主戦投手としての重圧を背負って、大野くんは奮闘しています。
「四年生になった時は、俺がエースだ」
そう思って、これまでもトレーニングに励んできたはずです。
しかし、実際に主戦投手になってみると、彼の想像を超える重圧に出会ってしまい、自分の投球が全くできない。
大野くんは、春のリーグ戦、そして夏のオープン戦と、ずっと苦しみました。
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「実戦経験に乏しい」というのは、このような状況を指すのだと私は思うのです。
普段の自分の練習が、実戦を勝ち抜くために十分なのか。
それは、実戦を戦った者にしか、そして痛い思いをした者にしか分からないことなのだと思います。
「主戦投手として投げるだけの十分な練習を、俺は消化してきたはずだ」と思っていたのに、なかなか結果を出せない。
一学年上にドライチ三羽烏がいたゆえに、十分な経験を積むことができなかった。
下級生時代に、実戦での痛みを経験することができていたら、彼らの練習メニューも、気持ちの入れようも、きっと変わっていたはず。
でも、去年までは、そんな将来を見据えた投手起用が全くされませんでした。
そんなハンデと、大野くんをはじめとする四年生投手陣は格闘しています。
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ともあれ、学生スポーツは、最上級生たちの踏ん張りがあってこそ輝きます。
この秋の残る2カード。
土生主将率いる野球部の奮闘ぶりを、私は脳裏に刻み込みたいです。
ガンバレ早稲田!!