早慶ともに勝ち点を落とす

ともに三回戦に突入した早法戦と慶立戦は、早慶が敗戦し、両校が勝ち点を落とすという残念な結果となりました。

オフ会仲間が神宮球場から送ってくれた速報メールによれば、先発・大野くんが苦しみながらも零封していたものの、二番手・高梨くんが痛い一発を被弾して、それが決勝点になったとか。

法政から勝ち点を獲っていれば、Ａクラス復帰が確定という感じであっただけに、実に残念です。

ともあれ、神宮に応援に行っていただいた皆様、本当にご苦労様でした。
-------

早法一回戦では、投手を交代しないで決勝点を奪われる。
今日の三回戦では、交代した投手が手痛い一発を食らう。

素人の私が言うのもなんなのですが、野球は難しいです。

早稲田の投手陣が、この「１球の怖さ」を教訓として肝に銘じて、明日からの練習に取り組んでくれたらと思います、

---------

ところで、大学野球では昔から有りがちなことですが、夏に大学ジャパンに選抜された選手たちの多くが、秋季リーグで苦しんでいます。
高いレベルの野球に接して、様々なヒントや課題を持ち帰ってきて、それを消化しきれないままリーグ戦が始まってしまったということなんでしょうか。
あるいは、チームから離れたことが裏目に出て、夏の間に本来やるべき基礎練習が不足してしまったということなのでしょうか。

早稲田から１人だけジャパンに選ばれた佐々木くんは、体重を残しながら力強く振るという春の打撃と、俊足を活かすためにセーフティバントなどの小技の両立に取り組んでいると見受けられます。

しかし結果的に、球を待ちきれずに身体が前に突っ込んでしまうという以前のクセが再発してしまったように私には思えてなりません。

一年生の中村くんが、核弾頭としての役割を果たしてくれているだけに、佐々木くんが春の打撃を思い出してくれたら、早稲田打線の得点力は見違えるほど向上することでしょう。

佐々木くん、
球を引き付けてシャープに振り抜くという、春のシンプルな打撃を再来週の早慶戦では期待していますよ。

--------

春の優勝校、そして大学選手権でも準優勝した慶応が、この秋は苦しんでいます。

慶立戦を終えて、勝ち点は未だ東大からの一つだけ。
江藤監督も選手たちも、まさに「天国から地獄」という心境にあるのではないでしょうか。

好敵手の苦しむ姿は、私も辛いです。

------

とにもかくにも、土生主将率いる今年の早稲田は、いよいよ千秋楽を迎えます。

大学四年間で得た全てを早慶戦で発揮してもらいたいと思います。

ガンバレ早稲田！