半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『終末のワルキューレ(第2期・全10話)』を観ました。

2023-06-26 21:53:49 | あにめ&ひーろーの部屋
 人類の存亡をかけた神VS人類最終闘争ラグナロク。大激闘の末、ついに人類は初勝利を手にする。威信にかけ連敗が許されない神側が、次の闘士に選んだのは、常に正しき者の味方である半神半人・ヘラクレス。対して、ブリュンヒルデが人類代表に選出したのは、人類史上最悪の殺人鬼・ジャック・ザ・リッパーだった。善と悪の真っ向勝負、第4回戦は波乱の幕開けとなった。
(公式サイトより)

 漫画が話題ですが、相変わらず漫画は読んでなくて、1.5年前に観たアニメ第1期が面白かったので、続きをチェックしました
前回は初鑑賞ってのもあって、「とんでもない世界観・物語」に圧倒されましたし、一つ一つの戦いにも興味津々でした
今回は続きということで、見所は、ただただ、「次の戦いは誰と誰?」というものだけですよね
まずは第4試合、「ヘラクレスジャック・ザ・リッパー」。
人類側の代表が、決して人類にとって良き人・・・というワケではないという選出にはやられましたね
でも、彼にも、哀しい過去があった・・・ある意味、命を取ることを経験してきている分、強かったように思いました
手を変え品を変えて、場所も利用して戦うジャックに対して、体一つで受け、そして跳ね返すヘラクレス・・・見ごたえある戦いでした。
次の第5試合、「シヴァ雷電為右衛門」は・・・雷電為右衛門ってのが、そもそも知らないので、そこから俺はつまづいてしまいました
でも、戦い自体は力と力って感じでしたね。潔い結末でした。
この2試合と場外戦らしき1話があって、第2期終了かぁ・・・あっという間でしたね。
次はいつなのかなぁ・・・
ちゅうことで、神らしくない連中が結構沢山いるのは気のせい・・・で55点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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『スキップとローファー(全12話)』を観ました。

2023-06-25 21:00:00 | あにめ&ひーろーの部屋
 地方の小さな中学校から、東京の高偏差値高校に首席入学した岩倉美津未。
カンペキな生涯設計を胸に、ひとり上京してきた田舎の神童は、勉強はできるけれど距離感が独得でちょっとズレてる。
だから失敗することもあるけれど、その天然っぷりにクラスメイトたちはやわらかに感化されて、十人十色の個性はいつしか重なっていく。
知り合って、だんだんわかって、気づけば互いに通じ合う。
だれもが経験する心のもやもや、チリチリした気持ち。わかりあえるきっかけをくれるのは、かけがえのない友達。
ときどき不協和音スレスレ、だけど、いつのまにかハッピーなスクールライフ・コメディ!
(公式サイトより)

 『月刊アフタヌーン』にて連載中の高松美咲さんの同名漫画のアニメ化だそうで・・・全く知りませんでした。
HDDレコーダーの自動録画機能で録画されていたこの作品、実はタイトルだけで(観ずに)消そうと思ってました。
ちょっとだけ再生したんですが、「ん? なんだこれ?」って感じでしたね。
主人公である美津未の一人語りで、田舎から東京に状況するシーンでしたが、本人の「志」が独得で、クスクス笑ってしまいました
その後、東京の高校に転校してからも、明らかに周囲の「らしい高校生たち」とは違う美津未・・・彼女の言動を追ってるだけで楽しいんです
周囲のクラスメイト達も、一人、また一人、彼女を知り、彼女と距離を縮めて「ほんわかする」という展開・・・
50過ぎのオッサンには似合わないと自覚しながらも、毎回、見守っていた感じですね
クラスメイト達も、結構特徴があって、考えもあるみたいだから、もっともっと、皆を知りたかった気がします。
(志摩くんだけは、意味深な幼少時代があるみたいなのは分かったけど、こちらも若干尻切れ感が・・・)
ちゅうことで、たまにはこんな学園生活を覗いてもいいっしょ・・・で、65点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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『スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース』を観ました。

2023-06-23 22:00:00 | あにめ&ひーろーの部屋
 ピーター・パーカー亡きあと、スパイダーマンを継承した高校生マイルス。共に戦ったグウェンと再開した彼は、様々なバースから選び抜かれたスパイダーマンたちが集う、マルチバースの中心へ辿り着く。
そこでマイルズが目にした未来。それは、愛する人と世界を同時には救えないという、かつてのスパイダーマンたちが受け入れてきた<哀しき定め>だった。それでも両方を守り抜くと固く誓ったマイルズだが、その大きな決断が、やがてマルチバース全体を揺るがす最大の危機を引き起こす・・・
<運命>を変えようとするマイルスの前に立ちはだかる、無数のスパイダーマンたち。
史上かつてない、スパイダーマン同士の戦いが始まる!
(公式サイトより)

 前作、「スパイダーマン スパイダーバース」は、数々の賞を獲ったってのもあるけど、とにかく「画期的」なアニメーションでした。しっかりBlu-rayを購入しましたし、昨日、しっかり復習しました
それぞれの世界に戻った彼らのうち、序盤、グウェンにフォーカスを当ててたのは、グウェンファンの俺としては、嬉しい限りでした
でも、彼女も、自らの立場、父親との関係に悩んじゃってますね。あんな事件があったら、余計に追い込まれちゃいます
そこで出てきたミゲル、彼ら、マルチバースの世界を守っている組織 なんじゃそれって感じですよね。
要は、「余計な干渉をしない」という事なんですかね 何が理想で、何が正義かも良くわからないこのマルチバースの世界で、そんな判断できるのかなぁ
居場所がなくなったグウェンがココに参加するのは仕方ないとして、マイルズは、前作同様、ど直球の性格なんで、目の前の人を救いたいという単純な判断で行動しようとします。
敵である、ザ・スポットが、なかなか捉えづらい奴で、かつマルチバースの世界で成長しちゃってて・・・彼を追っかけているだけで、その世界を干渉しちゃってる気がします
ザ・スポットに対するマイルスの行動も「ど直球」・・・これらは、ミゲル達には、見過ごせない・・・
・・・かくして、スパイダーマン同士の戦いっていう、哀しい展開になっちゃいました。
(ここで、物凄く沢山のスパイダーマンが出て来てて、知る人は超楽しいみたいなんですが、俺は殆ど分からなかったです)
マイルスのストレートな態度に触発され、前作の仲間たちが集まって、彼のもとに向かう
おお、こっから盛り上がるぞーーーって思ったら、続きは来年公開予定だって
知らなかったから、ちょっと肩透かし感が・・・残念
あ、前作同様、刺激的なアニメーションは今回も堪能できます。新しい刺激ってのは無かったですが・・・

ちゅうことで、来年と言わず、来月あたりに公開してくれないかなぁ・・・で、75点
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『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編(全11話)』を観ました。

2023-06-21 20:04:37 | あにめ&ひーろーの部屋
 炭治郎たちと宇髄の活躍により、百年ぶりに上弦の鬼が倒された。その事実は鬼殺隊のみならず、鬼舞辻無惨の元に呼び出された上弦の鬼たちにも波紋を呼んでいた。一方、蝶屋敷で療養生活を送る炭治郎だったが、刃毀れが原因で刀鍛冶・鋼鐵塚を怒らせてしまったことを知り、直接会って話すため刀鍛冶たちの暮らす里へ向かうことに……。
(公式サイトより)

 漫画を未だ読んでない・・・というか、アニメで、動きでこの物語を堪能したい俺にとって、待ちに待った次のエピソードです
今回は、いつもの「3人衆」で行動しないんですね。まあ、善逸は、毎回スゴロクで遊んでいるみたいでしたが
刀鍛冶の里って、あんな形でベールに包んでいるんですね・・・まあ、確かにあそこを狙われたら、刀の供給が止まっちゃうから、必死で守るのも理解できます
最初に出てきた戦闘用絡繰人形・縁壱零式、炭治郎にとっては何かの「つながり」があるんですね。。。興味津々だけど、それが解けるのは、まだまだ先みたいです。
その後は、この里を襲う2体の「上弦の鬼」との戦いでしたね。
遊郭編もそうでしたが、今回も、戦いが「分断」されちゃってる状況でした。
玉壺は・・・見た目の通り、「気色悪い」戦いでしたね。ありゃあ、予測できないし、近寄りたくないです
対する霞柱・無一郎は、煉獄さんや天元さんと比較すると、「熱」を全く感じない・・・じゃあ冷徹に強いのかというと、そーでもない印象でした
その性格は、過去のいきさつから来るのは分かっていたけど・・・哀しいですね。
結構ピンチだったけど、目の色が変わってからは呆気なく勝利しちゃいました。
もう一方の上限の鬼のほうは・・・まあ、これでもか、これでもかと、ターゲットが変わるは、戦いが変わるはで、目が離せなかったです
正直、4体で戦っていたときから、活路が全く見出せなくて、強かったです。(1つにならないほうが良かった?)
その都度、炭治郎、禰豆子、そして、あんな特殊能力を身に着けている弦弥が、頭を使って、声をかけあって打破してましたが・・・
急襲されて憎珀天となって絶望的なところに、やっと甘露寺さんが新体操っぽく登場・・・彼女も「おいたち」を背負って・・・あくまで明るく、そして華やかに・・・
本命の半天狗も、苦戦しましたねぇ・・・
こんだけのバリエーションは、お腹一杯で見応えもあったものの、鬼の「過去」に関しては、遊郭編のほうが印象深かったですよね
敵以上に、今回は最終回の禰豆子のシーンが、ゆっくりと、じっくりと見せてくれて、最大の盛り上がりでした
禰豆子は、あんな変化になっちゃったんですね。そりゃあ無惨は夢中になっちゃいますね・・・
あっという間の11話でした。もうロスが始まってしまって・・・制作の方、大変ですが、続きよろしくお願いします
ちゅうことで、最大の衝撃は、山寺(宏一)さんの声ですかね・・・凄すぎた・・・で75点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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『マイホームヒーロー(全12話)』を観ました。

2023-06-19 21:00:00 | あにめ&ひーろーの部屋
 人が人を殺してしまうとき、一体どんな気持ちでいたのかを、しがない会社員、47歳の鳥栖哲雄は、ふつふつと煮えていく死体を前に思っていた——。
さかのぼること、わずか数時間前。哲雄は、反抗期の娘・零花に煙たがられながらも、愛する妻・歌仙と共に、彼女の成長を誰よりも願い、日常を送っていた。
ある日、哲雄が一人暮らしを始めた零花を訪ねると、その顔に殴られたようなアザがあることを見つける。問い詰めても零花は答えない。
意を決した哲雄は零花の家に忍び込み、クローゼットに身を隠す。そこで目にしたのは、零花に手を上げた“半グレ”彼氏・麻取延人。
さらに延人は元カノを殴り殺した過去を持ち、ヤクザと共に、零花を貶める“ある計画”を進める超危険人物だった———!
「零花だけは守らなきゃ。たとえ僕たち夫婦に、最悪の結果が訪れても……」
愛する家族のため、“ただの弱いおじさん”は、裏社会の猛者たちを相手に、命と知力を賭けた闘いを始める!
(公式サイトより)

 『週刊ヤングマガジン』に連載中の、山川直輝さん原作、朝基まさしさん作画の同名漫画のアニメ化だそうで・・・知りませんでした
この春観たアニメの中で、この作品は「異色」に感じましたね。
ある意味、「アニメっぽくない」物語でしたよね。それ故に、気になって見続けていた気がします。
娘の彼氏がヤバいって事を知り、彼と対峙し、(思い詰まった点はあれど)殺してしまう・・・
そこからの哲雄の行動が強烈ですね。。なんであんな状況で、イチ・サラリーマンの彼が、冷静沈着に「事件消去」の行動をとれるのか・・・ちょっと怖いです
そこに加担する奥様・歌仙もねぇ・・・2人とも、頭がキレてるし、あ・うんの呼吸ですし・・・
娘のために、家族のためにと、必死になって「隠蔽行動」をとる哲雄、、、タイトルには「ヒーロー」ってなってるけど、俺にはそう見えなかったなぁ・・・
自分だったらすぐにテンパってしまうか、すぐに自首しちゃうか、すぐにウソが破綻して殺されちゃうでしょうから、単にこの夫婦を嫉んでいるのかも
一旦は、目の前の「火消し」は全て終わった形で話は終わったものの、じゃあ、この親子に安堵の時が訪れる・・・とも思えませんよね。
まあ、色々なものを「背負って」父として生きていくという点をヒーローと呼ぶなら、それはそれで良いですけど・・・
ちゅうことで、続きがあるってコトは、やっぱ安堵じゃ終わらないって事ですよね・・・で65点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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『映画 バクテン!!』を観ました。

2023-06-02 05:00:00 | あにめ&ひーろーの部屋
私立蒼秀館高等学校(通称:アオ高)男子新体操部。
『男子新体操』に魅せられ、それぞれの想いを胸に集い、いつしか“チーム”となった個性豊かな部員たち。
一つの目標を抱き、青春のすべてを懸けて熱くひた走る彼らの物語は、
次なる舞台、インターハイへ。
6人で跳ぶ、「アオ高男子新体操部」最後の挑戦が、始まる——
(公式サイトより)
 オリジナルのTV版を見たのは2年前ですか・・・
申し訳ないけど、結構「流し見」してました
イケメンが沢山出るアニメは、オジサンとしては・・・ではあったけど、「男子新体操」というジャンルに興味があったし、団体競技ならではの物語がしっかり描かれていたし・・・
何といっても、「新体操」のシーンの動きとかがウットリもののクオリティだったのを覚えてます
あの6人がインターハイに挑むところからなんですね。。。
なんか気合が入り過ぎっていうのが、(監督も同じく)気になっていましたが、案の定・・・
先輩たちとの別れに加えて、監督の辞任と、オオゴトが続いてしまいました
残された後輩3人も、それぞれで思うところがあってバラバラ・・・
でも、そりゃあ映画版ですから・・・
ここまで落としておいて、ちょっとずつ盛り返していきます
ライバルであるシロ高の「いい奴らの」助太刀
先輩たち「いい奴ら」の、愛情ある復活行動
そんな人達に囲まれてたら、そりゃあ3人も「いい奴ら」になるわなぁ
ちょっと「こっぱずかしい・・・」けど、清々しいからいっか
ちゅうことで、体操シーンは好きだけど、火花が散るのはやりすぎ・・・で、60点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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『犬王』を観ました。

2023-05-27 12:56:52 | あにめ&ひーろーの部屋
 室町の京の都、猿楽の一座に生まれた異形の子、犬王。周囲に疎まれ、その顔は瓢箪の面で隠された。
ある日犬王は、平家の呪いで盲目になった琵琶法師の少年・友魚と出会う。名よりも先に、歌と舞を交わす二人。 友魚は琵琶の弦を弾き、犬王は足を踏み鳴らす。一瞬にして拡がる、二人だけの呼吸、二人だけの世界。
「ここから始まるんだ俺たちは!」
壮絶な運命すら楽しみ、力強い舞で自らの人生を切り拓く犬王。呪いの真相を求め、琵琶を掻き鳴らし異界と共振する友魚。乱世を生き抜くためのバディとなった二人は、お互いの才能を開花させ、唯一無二のエンターテイナーとして人々を熱狂させていく。頂点を極めた二人を待ち受けるものとは――?
(公式サイトより)

 この作品、どこかの映画祭のアニメ部門に出されているニュースで知りました
そのニュースで流れた、たった数秒のシーン・・・個人的には、興味をそそるに十分すぎるものでしたね
冒頭の解説の通り、室町時代の話ということで、少々の説明・・・その後の暗いシーンの連続は、理解が追い付かず、眠くなっちゃいました
しかし、犬王が生まれるシーンで、目が覚めました なんだ、この子は
父親からも厳しく扱われちゃってますが、元気ですなぁ・・・
友魚との出会いが「あっけなかった」ですよね。あまりのリアクションの違いに、犬王も興味を持っちゃいました。
ウマがあった2人・・・で、ここから、ここからでした
公式HPにも書いてある「狂騒のミュージカル・アニメーション」・・・これが凄かった
なんて表現していいか難しいんだけど・・・ロックっぽい、レゲエもはいっている、ラップも
特徴のある様々な曲、歌詞はこの作品の物語に沿った「訴え」にも聞こえる・・・
犬王の独得の踊り(MJ風にも見える)、そして、独特の「絵」も相まって、この作品に出てくる群衆と同じ気持ち・・・熱狂しちゃいます
こんなに盛り上がっているんだけど、話のほうは嫌な展開になっちゃって、哀しい結末です
(2人がまた近い存在に戻った・・・とはいえ・・・)
湯浅監督は、過去にも「斬新」と感じた作品は多いですが、この作品もとびぬけていると思います
海外でもウケそうな気がするんですけどねぇ・・・
ちゅうことで、サントラ買おうかなぁ・・・で75点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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『FLEE』を観ました。

2023-05-14 17:49:43 | あにめ&ひーろーの部屋
 アフガニスタンで生まれ育ったアミンは、幼い頃、父が当局に連行されたまま戻らず、残った家族とともに命がけで祖国を脱出した。
やがて家族とも離れ離れになり、数年後たった一人でデンマークへと亡命した彼は、30代半ばとなり研究者として成功を収め、恋人の男性と結婚を果たそうとしていた。
だが、彼には恋人にも話していない、20年以上も抱え続けていた秘密があった。
あまりに壮絶で心を揺さぶられずにはいられない過酷な半生を、親友である映画監督の前で、彼は静かに語り始める・・・。
(公式サイトより)
 デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フランスの合作である長編アニメーション・・・ここからして聞いたこと無いですね。
そして、これは実話であり、主人公本人を守るために、アニメとして、アミンという仮名を使って製作されたというものです。
ここまで聞いただけで、見る側も、真剣に向き合う必要がある・・・と感じましたが、まさにそんなお話でした。
現代のアミンに対して、聞き手が話を導き出そうとしていますが、途中、言葉に詰まったり、休憩を挟んで落ち着かせたりというシーンがあって・・・
・・・正直、思い出すのも辛い事ばかりですもんね
何度も脱出を繰り返し、過酷な逃亡を企てるけど、見つかって強制送還されちゃって、そこではロシア警察の腐った奴らが・・・
若干ぶっきらぼうなアニメ作画なんだけど、目線とかがとっても刺さる・・・辛いっす
でも、アミンの家族は耐えきりましたね。特に次男は、本当に頑張った。頑張ってくれた。。。
もう一つ、アミンがゲイであるという事実も、自身の葛藤も含めて、やんわり語られています。
・・・が、ココについても、家族が理解してくれてて、本当に良かった
現代も続いている紛争・・・この作品を「鑑賞」以上に感じることが必要かと。
ちゅうことで、FLEE・・・・逃げるという意味なんですねぇ・・・、で75点
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『PSYCHO-PASS PROVIDENCE』を観ました。

2023-05-12 22:00:00 | あにめ&ひーろーの部屋
 2118年1月。公安局統括監視官として会議に出席していた常守朱のもとへ、外国船舶で事件が起きたと一報が入った。同じ会議に出席していた厚生省統計本部長・慎導篤志とともに現場に急行する朱だったが、なぜか捜査権は外務省海外調整局行動課に委ねられていた。船からは、篤志が会議のゲストとして呼んだミリシア・ストロンスカヤ博士が遺体となって発見される。事件の背後には、行動課がずっと追っていた〈ピースブレイカー〉の存在があった。博士が確立した研究…通称〈ストロンスカヤ文書〉を狙い、〈ピースブレイカー〉の起こした事件だと知った刑事課一係は、行動課との共同捜査としてチームを編成する。そこには、かつて公安局から逃亡した、狡噛慎也の姿があった――。博士が最後に通信した雑賀譲二の協力を得て、文書を手に入れるべく出島へ向かった一係だったが…。
〈ストロンスカヤ文書〉を巡り、予想を超えた大きな事件に立ち向かっていくこととなる朱と狡噛。その先には、日本政府、そしてシビュラシステムをも揺るがす、ある真実が隠されていた。ミッシングリンクをつなぐ〈語られなかった物語〉が、ついに明らかになる――。
(公式サイトより)

 ノイタミナ枠で2012年にオンエアされた「サイコパス」が、10周年って事です
同じシリーズで10周年、そして、不定期なれど、TV、および劇場作品として続いているのって、異例だし、凄いですよね
今回の作品は、2019年に劇場公開された「PSYCHO-PASS SS.3」と、同年にテレビシリーズとしてオンエアされた「PSYCHO-PASS 3」の間の物語だそうです
確かに「3」は、事前に「主役が変わる」ってニュースを知りましたが、始まった物語は、今までのキャストも一部出ていました。
唐突感があったし、話自体も、少し分からない部分がありました・・・(まあ、それは、俺が単純にアホなのも一因なんでしょうけど)
朱も、なんだか隔離? 監禁されているようなのも、ずっと気になっていましたし・・・
その辺を「繋いで」くれたのが、まずは嬉しかったですね この作品の脚本は今回立てたそうで、よくもまぁ、繋がりが見事すぎます
今回、また「シビュラシステム」についてが前面に出て来てて、最初の会議からずっと、この先進的な「AI」と、「法」という部分についての考え方について対立してました。
ピースブレイカーの存在(思想)も、かなり曲げてはいるものの、その一端のようにも見えましたし・・・
朱、そして公安局は、今回、「振り回され」役になっちゃっています。途中から外務省も・・・相変わらず、自分達の手の届かないところでの動きに翻弄されちゃってます
雑賀さんがねぇ・・・個人的にとっても魅力的だったキャラだっただけに、ちょっと残念です
狡嚙さんや宜野座さんのアクションは毎度の見所ですが、今回は空中戦とかも結構激しくて、スクリーン映えしましたね
そして、あんな形で、3の主人公であった灼と炯が関わってくるんだ・・・
で、朱はあんな行動(選択)をしちゃったんですね・・・
思ったよか、かなり重たい物語でしたが、とっても「満足」しちゃいました
ちゅうことで、すぐに「3」を観直そうと決意しました・・・で、85点

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『神々の山嶺』を観ました。

2023-04-29 02:30:00 | あにめ&ひーろーの部屋
 「登山家マロリーがエベレスト初登頂を成し遂げたかもしれない」といういまだ未解決の謎。その謎が解明されれば歴史が変わることになる。カメラマンの深町誠はネパールで、何年も前に消息を絶った孤高のクライマー・羽生丈二が、マロリーの遺品と思われるカメラを手に去っていく姿を目撃。深町は、羽生を見つけ出しマロリーの謎を突き止めようと、羽生の人生の軌跡を追い始める。やがて二人の運命は交差し、不可能とされる冬季エベレスト南西壁無酸素単独登頂に挑むこととなる。
(公式サイトより)

 もともとは夢枕獏さんのベストセラー小説だそうです。それを谷口ジローさんが漫画化し、更にこれをアニメーション化するという大プロジェクトだったようです
時代としては、エベレストの「初登頂」を目指していた頃なんですね
まさに、「人類未踏の頂」を目指していて、かつ、証明できるものは昔の「カメラ」のみという状況・・・
人並みながら、この作品を通じて、彼らが目指す「頂」までの道のりの困難さというのは、物凄く伝わってきますね
人の命が失われるようなシーンが沢山あるワケじゃない・・・いや、1シーンだけだったと思いますが、それが逆に怖いですよね。
最初は、羽生という存在が、ちょっと偏屈な感じで・・・彼の行動もとっても謎で、違和感しか感じなかったです
でも、中盤以降、彼が登頂してからの数々のシーンを観ていると、不思議と、彼の「想い」というのを訴えられているようでした
彼が手にして、そして深町に託したもの・・・こりゃあ責任重大です
ちゅうことで、今回は吹き替え版が正解だったと思ってます・・・で、70点
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