半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『君たちはどう生きるか』を観ました。

2023-08-25 22:00:00 | あにめ&ひーろーの部屋
 宮崎駿監督が少年時代に母から手渡された同名小説『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎著)のタイトルを借りて、これまで描いてこなかった自身の少年時代を重ねた自伝的ファンタジー・アニメーション。舞台は宮崎監督の記憶の中に残るかつての日本。母を戦火で失った11歳の少年・眞人(マヒト)が、父・勝一とともに東京を離れて、新たな母・夏子と暮らしはじめる庭園家屋で、生と死が混然となった不思議な世界へと導かれていく。サギ男や屋敷に住む7人の老婆たち、漁師の女性・キリコなど、不可思議で魅力的なキャラクターが、眞人の冒険をささえる。果たして眞人が行きつく先とは……。
(MOVIE WALKER PRESSより)

 宮崎監督が引退撤回してまで、しかも7年の歳月をかけて作った作品です。
劇場公開まで、殆ど情報を公開しないという戦略をとったようで・・・プロデューサーの鈴木さんは「SLAM DUNK戦略を真似て」みたいなコメントをしていたのを聞きましたが・・・
「SLAM DUNK」は、それ自体を漫画で知っているものであり、期待している「気持ち」もあっただけに、公開までどんどん気分が高まっている俺がいましたが、この「君たちはどう生きるか」は、モチーフとしているものはあれど、それも読んでないので、物語も分からず、それ故、気持ちが盛り上がるという事はなく・・・「あ、もう公開日なんだ」という気づきがあったのが正直なところです
眞人=宮崎監督の少年時代を重ねた ・・・なるほど、礼儀正しいとは思うけど、寡黙過ぎで、感情があまり出てこなくて・・・なんとなく「らしい」です
彼が見つけた世界、というか、青サギが散々誘った世界、ここに入るキッカケが、母親であり、次に母親になりえる夏子さんなんですね。
このキッカケまでの描写もそうだし、入った後の世界も、詳しくは言えないし、詳しく言うほど正確に把握できてないですが、「宮崎さんワールド」でしたね
コダマみたいなキャラも出てきたけど、これが一つ一つの「命」であり、生まれてくるまでに結構な「危機」をくぐり抜けているというのが印象的だったなぁ・・・
その他の人々、(鳥たち?)にも支えられて、「冒険」としては大団円でしたね。
・・・だけど・・・幾つか気になる点もありました。
眞人がこの「世界」に入るまでがとっても長いんだけど、「冒険」との対比というか、関係がイマイチ掴めませんでした。(母親との関係性だけは目立ったけど)
で、この「ワールド」に魅力を感じなかったんですよね。これは、単純に俺がアホなんだと思います。
ワクワク、ドキドキがあるワケでもないし、じゃあ、「哀しさ」とか、「切なさ」が残るなんてコトもなくて・・・
最終的に眞人は、自分の中に何を「得た」のか いや、タイトルの通り、「どう生きた」のかという答え・・・
俺は語れないけど、眞人は語れるのかな
・・・ちゅうことで、エンディングの「地球儀」は、あのラストの後では、とても心地よく、訴えられました・・・で、50点

※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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