半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『ショーシャンクの空に』を久々に観ました。

2019-02-16 03:30:00 | えいがかんしょうの部屋
 20年近くの刑務所生活の中でもおのれを見失わず、ついには脱獄に成功した男の奇妙な逸話の数々と、その親友の囚人をめぐるヒューマン・ドラマ。ホラー小説の大家、スティーブン・キングの非ホラー小説の傑作といわれた中編『刑務所のリタ・ヘイワース』(邦訳は新潮文庫『ゴールデンボーイ』に所収)を、「フランケンシュタイン(1994)」の脚本家、フランク・ダラボンが初監督と脚色を手掛けて映画化。
MovieWalkerより)

 1995年公開のこの作品。久々にCATVでやってたので、食いついてみました。
この作品は、俺よか、会社友人がやたらベタ惚れしていた・・・って印象が強いんですよね。
ただ、俺も大好きな作品であることは間違いありません
細かいシーンの記憶がすっかり飛んでしまってて、逆に新鮮でしたね。
アンディが不倫した妻を殺害したか ・・・というのは、この序盤のシーンでは正確には掴めないようになってましたね。
刑務所に入って、若干の暴力に合いながらも、アンディがとる行動は、レッド達同様、観ている俺も「気持ち良い」展開が続きますね。
で、結論を知っている状態で観ると、結構、奇跡的な部分もありましたし、危ないシーンもありましたよね
アンディが入った部屋が角部屋であったが故にあんな行動をとれたワケだし、聖書しかり、ポスターしかり、見つかってもおかしくないシーンは沢山あったと思います。
・・・まあ、刑務官も、仲間達も、アンディに魅せられてしまってて、「疑いの目」で見るようなことが無かったんでしょう
そして、後半30分は、待ってましたって感じの「あの展開」が・・・本当に胸がスッキリしちゃいます
改めて、レッド達、そして観ている俺達の想像をはるかに越える、アンディの「決意」「信念」がスゴイです
そこで終わらず、レッドとの再会で静かに終わる・・・この雰囲気も(音楽も相まって)感動です
BDに焼いて、保存版にしなきゃいけない作品です
ちゅうことで、T.ロビンスも、M.フリーマンも若い・・・で90点
※あくまで個人的主観ですので気分害されましたら申し訳ありません
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『アズミ・ハルコは行方不明』を観ました。

2019-02-11 06:30:00 | えいがかんしょうの部屋
 独身で恋人もいない27歳の安曇春子(蒼井優)は、地方都市の実家で両親と祖母と一緒に暮らしている。老齢の祖母を介護する母のストレスが充満する実家は決して居心地のいいものではなく、会社に行けば社長(国広富之)と専務に「女は若いうちに結婚するべきだ」とセクハラ三昧の言葉を浴びせられる日々。そんななか、春子はふと自分の年齢を実感する。まだ27歳ではなく、もう27歳。若くはないということに……。20歳の愛菜(高畑充希)はとある地方都市の成人式の会場で、大学進学のため名古屋に行った中学時代の同級生・ユキオ(太賀)と再会。大学を中退し地元に帰ってきたユキオとなんとなく会って遊んだり、なんとなくセックスする間柄になっていく。ある日、ユキオの誕生日プレゼントを買いにレンタルビデオ店に行った二人は、そこでアルバイトをしていた同級生の学(葉山奨之)と再会する……。仕事の帰り道、運転する春子の車の目の前を制服姿の女子高生たちが駆け抜けていく。興味を覚えた春子は後を追って公園へ行くと、そこには暴行されて倒れている男の姿があった。その男は少し前に再会したばかりの同級生の曽我(石崎ひゅーい)であった。
MovieWalkerより)(公式サイト

 山内マリコさんの同名小説の映画化だそうです
まず、全く予備知識なく、タイトルだけを観て再生ボタンを押しました。
その「アズミ・ハルコ」は生活も、仕事も、日々物足りない感じに見えました。「この子がどうやって居なくなるのかな? 誘拐? もしくは現実逃避?」などと想像を膨らましました。
ただ、そんな彼女のシーンと重なるように、「MISSING」などと彼女の顔絵を町中にスプレーしている、楽しそうな若者達・・・え? 彼らは何してるの?
そして、その中に後々加わる、ちょっとアホっぽい愛菜・・・彼女は何をしたいの
更に、「オヤジ狩り」をする女子高生集団・・・男を捕まえては集団でリンチする・・・この事件に春子が巻き込まれたのか? ・・・と思いきや、「アンタは襲わない」との言葉・・・
正直、何がなんだか分からないっす・・・
あまりに話が掴めず、一度寝落ちしちゃって、再度始めから見始めたものの・・・やっぱり分からない・・・
後々で、時系列が変わっているのを知ったけど、それを踏まえてもう一度見る気力もないし、話を整理しても、「へぇーーーっ」と思うような感じも無かったです。
それぞれの女性がなかなか魅力的だったんだけど、俺がアホなのか、掴めずに終わってしまいました
ちゅうことで、観ている俺の意識が行方不明・・・で、40点
※あくまで個人的主観ですので気分害されましたら申し訳ありません
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『レディ・プレイヤー1』を観ました。

2019-02-11 04:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 2045年。多くの人々は荒廃した街に暮らす現実を送っていたが、若者たちには希望があった。
それはVRの世界、「オアシス」。そこに入れば、誰もが理想の人生を楽しむことができる。
ある日、そのオアシスの創設者、ジェームズ・ハリデーが亡くなり、彼の遺言が発表された。
「全世界に告ぐ。オアシスに眠る3つの鍵を解いた者に全財産56兆円と、この世界のすべてを授けよう」
突然の宣告に世界中が湧き立ち、莫大な遺産を懸けた壮大な争奪戦が始まった。
現実でパッとしない日常を送り、オアシスに自分の世界を求めていた17歳のウェイドもまた参加者の一人だ。
公式サイトより)

 2045年の世界が何であんなに荒廃しているのかは、何も話が出ませんでしたね。バリア・フリーなんてものが全く無い・・・住み難そうですし、実際に経済も治安も心配な世界です
でも、主人公ウェイドを始め、若い連中は、VRに没頭しちゃってます。彼ら、どうやって生計を立てているのか
「VRに逃げてるだけじゃない?」などと呟く俺をあざ笑うくらい、この作品は、VR世界の物語中心でしたね。
ここまで、「いっちゃってる」作品も珍しいです。ある意味、潔いし、気持ちいかも
そして、このVR世界は・・・とにかく凄いですね。
まずは、出てくるキャラ達が凄すぎますね。これって、権利とか、大丈夫なのか とか心配になるくらい、沢山の有名なキャラが出てきます。
日本でも、公開当時は、ガンダムが出てくるって話題になってましたもんね。
正直、ちょい役(1シーン出るくらい)と思ってましたが、意外や意外、RX-78-2も活躍してましたし、動きも良かったです
REXが暴れまくって、その後キングコングにバトンタッチする中を、AKIRAで出たあのバイクとか、デロリアンが滑走する・・・観ているこちらが「夢」を見ているようです
俺の好きな「アイアン・ジャイアント」も沢山魅せ場を作ってくれたしね
次に、VRだから、ある意味「なんでもアリ」なんだけど、映像も強烈でしたね
舞台となっていたNYの街自体が、ゴロゴロと動いて、巨大なレースコースが出来て、「自由の女神」がスターターになって・・・楽しいったらありゃしない
現代のVRは、いかにも「仮想現実」という言葉そのものであり、そこで出来るモノ(限界)も何となく理解できちゃってる点がありますが、もっともっと技術進化したら、本当にこんな「夢」が見れるように思えて、嬉しくなります
・・・そこまで生きていなきゃね
ちゅうことで、この作品の3D版をVRで観て見たい・・・で、75点
※あくまで個人的主観ですので気分害されましたら申し訳ありません
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お祝い焼き肉&ケーキ

2019-02-10 20:30:00 | 日々をたらたら(日記)
 雪が沢山残っているけど、天気は良いよ
今日はカミさんがお休みということで、(遊びに行ったYを除き)4人で、久々の「お買い物&マック」に行った。
「白星ダブダブチ」って・・・ピーフ多すぎで、チーズの味が全くしません
11:00前には帰宅した
また明日も天気が下降しちゃうということで、足が若干痛いけど、着替えてジョギングに出た
6km走った帰り際に、近くの公園に寄ったら、Kとsが遊んでいた。
雪遊びに来たらしいんだけど、すっかり溶けちゃってて、残念がってた
お昼ご飯は我慢して、夕方4:00に、なじみの焼肉屋に行った。
一応、俺のお誕生日お祝いってコトで

毎度の事だけど、時間制限内で、たらふく食べて飲んだ
(このために、皆、お昼を我慢して空腹にしたからね。気合い充分
帰宅して、お腹を整えた後、今度は、(昼間に買ってもらっていた)ケーキを食べた
明日の体重が心配だけど、ま、お祝いだからいっか
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『Infini-T Force ガッチャマン さらば友よ』を観ました。

2019-02-10 06:00:00 | あにめ&ひーろーの部屋
 戦いの末に自分たちの世界を取り戻し、それぞれが生きるべき場所へと戻ったガッチャマン=健、テッカマン=城二、ポリマー=武士、キャシャーン=鉄也の四人。
しかし彼らはある目的のため、笑と共に再び時空を超えて一つの世界へと降り立った。
そこは平和を脅かす人類の敵「ギャラクター」が猛威を振るい、それに対抗するガッチャマン率いる「科学忍者隊」が戦い続けた世界。
だが、その世界の様子に違和感を覚える彼らの前に、一人の男が姿を現す。それは科学忍者隊の創設者、南部博士。見知ったはずの健に不審な表情を向ける南部は、ヒーローたちに思わぬ言葉を告げる。「どうやら君たちは私の敵らしい」と……。
そして、その様子をビルの上から見つめる一つの影があった。それは健と共にギャラクターと戦い続けた、科学忍者隊のナンバー2。
その名を“コンドルのジョー”。
公式サイトより)

 もう1.5年前になっちゃうのかな? TVアニメとしては、あまりのクオリティに驚き、そして懐かしのタツノコ・ヒーローに胸躍った「Infini-T Force」がオンエアされてたのは
3カ月のTVシリーズOA直後に、この劇場版が公開されてて、とっても観たかったんだけど、今日まで逃してしまってました
で、はじめは、たった数分ですが、TV版の物語を振り返ってました・・・けど、これじゃあ、全く物語が掴めませんよ
そのTVシリーズで、(問題を解決し)それぞれの世界に戻って行ったヒーロー達・・・ですが、すぐに集合しちゃいました。どーやって連絡を取り合ったのか
ヒーロー達が集合し、訪れた世界は、実質の主人公、ガッチャマンの世界でしたね。
ただ、ここでも何か「不吉な変化」があったようで、既にガッチャマン達は・・・
子供の頃だったら、ヒーローが絶えてしまっているシーン、黒幕になってる博士の姿は、決して観たくないですよね・・・
その博士、科学特捜隊の量産化ですか 確かに一般人が簡単に力を得ることができるのは画期的なんだけど、色々と問題もあるんですね・・・
それだけの判断に至る博士の想い(背景)も分からなくはないですが・・・TVシリーズ同様、黒幕も考えがあるんですね
でも、あくまで自分達の行いを貫いていくヒーロー達・・・
TVシリーズでも印象が強かった、彼らの戦いは、やっぱり格好良いです
でも、哀しい戦いでしたし、哀しい結末でもありました。後味も良くないです
結局、1人で、この(ガッチャマンの)世界を監視していく健、そして、またそれぞれの世界に戻っていたったヒーロー達・・・
もうちょっと軽めのストーリーでも充分に満足できると思うんですけどねぇ・・・
ちゅうことで、次はキャシャーンを中心に作ってください・・・で、60点
※あくまで個人的主観ですので気分害されましたら申し訳ありません
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52になりました。

2019-02-09 21:00:00 | 日々をたらたら(日記)
 私事ですが(って自分のブログで言うのも変ですが)、2/7(木)に誕生日を迎えました
52歳・・・っと聞くと、なかなかの中途半端さで、正直、感じるものが少ないです・・・
・・・が、大好きな家族・友人から、お祝いの言葉を沢山もらって、それだけが嬉しいですね
みんなありがとうございます!
平日だったんで、何も出来なかったけど、この3連休に色々と楽しみましょう

で、今日は・・・かなり寒いです
朝は映画を1本観てから、3:30過ぎに着替えてジョギングに出かけた
走ってすぐに、予報通り、パラパラと雪が降り始めた・・・と思ったら、瞬く間に大雪に
顔がベチャベチャになっちゃったけど、何とか1.5時間、13km走った。
朝食後、カミさんはお仕事でお出かけ 雪のなか、大変だぁ・・・
俺はKとsを連れて、お買い物に出かけた
子供達のジュースと、生活必需品を買いあさった。
帰宅後は、月イチの喘息検診、そして午後は半年ぶりの歯科定期健診と、雪の中動き回った。
その間、子供達は、やはり「風の子」でした

今日はこんな感じで楽しめたし、動けたけど、明日は凍って危なそう・・・
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『オー・ルーシー!』を観ました。

2019-02-08 02:30:00 | えいがかんしょうの部屋
 “43歳、独り身”で”楽しみもなく憂鬱な毎日を送る節子が、姪の美花(忽那汐里)に頼まれて英会話講師・ジョン(ジョシュ・ハートネット)がいる一風変わった英会話教室に通い始める。その教室で”ルーシー“というアメリカンネームと金髪のウィッグを与えられ、ジョンにつづいて「ハーイ!」と発声練習を繰り返し、同じくトムと名付けられた会社員・小森(役所広司)とネイティブ・アメリカンな挨拶を交わす節子。最初は戸惑いつつもジョンの親密な”ハグ“によって自分の中に眠っていた感情を呼び起こされ、やがてジョンに恋をする節子だったが、実は美花とジョンが付き合っていることを知ってしまう。  ジョンが忘れられない節子は二人を追って、姉の綾子(南果歩)とともにカリフォルニアへ!ジョンとの真夜中の“秘密”のドライブ。姪の美花と“女の対決”!? 人生に不器用なあまり暴走する節子の旅の結末とは・・・!?
公式サイトより)

 いきなり電車のホームで「ドカン」・・・って 目が覚めました。
会社での節子、あんなタイプの方って、自分の会社にもいたかなぁ 周りが何か一線置いちゃっているのが良く分かります。
姪には弱いのかな? どうみても風俗店みたいな英会話教室に行って、やたらフレンドリーなジョンに迎えられます
俺は英会話教室には通った事無いですが、あんな感じで、「形」から崩していくのがいいのかな
最初こそ戸惑っていた節子ですが、すっかりトム同様、ハマってしまいました
さて、この2人でどんな流れになるのか ・・・と思ったら、美佳&ジョン失踪という思いがけない事件が
全くウマが合わない綾子と節子、そして、2人に「やられるがまま」一緒に美佳を探すジョン・・・
美佳探しというのは、節子にとってはあまり関係なかったようで・・・実直にジョンに求愛しちゃう節子・・・いや、最初から、もう一人の彼女・ルーシーだったかも
ジョンは全くその気は無いんですが・・・っていうか、ジョンも最低な奴かも
美佳が見つけてからの、ルーシーのあの行動も、もう止まりませんね。あっさり会社も辞めちゃうし。
「節子がルーシーという名に「自分」を見出す」という話でしたが、彼女の周囲の人は・・・たまったモンじゃないかも
ちゅうことで、電車のホームで始まり、ホームで終わったけど、確実に彼女は違う人になった・・・で55点
※あくまで個人的主観ですので気分害されましたら申し訳ありません
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51歳最後の日、お休み!

2019-02-06 20:24:34 | 日々をたらたら(日記)
 あいにくの雨、しかも結構大降りです
今日は会社をお休みした。
本当なら、明日、俺の誕生日なんで、明日にしたかったんだけど、仕事のキリが悪いのと、カミさんが今日休みだったんで、そっちに合わせた
2019年、初めての休暇なんだけど、特に予定があったワケではなく、「お疲れちゃん」休み
朝は映画を1本観て、あとは子供達が学校に行くのをゆっくり見守った。
こんな天気だけど、ただただウチで過ごすのも勿体ないと思って、カミさん誘って、外出した
・・・といっても、特に強い「希望」もなかったので、ドライブ半分で、「越谷レイクタウン」に行って、ひたすら散策してた
安いパーカーを買ってもらっちゃった
3時間ほど大きな店内を歩きまわって、その後は三郷の天一でこってりラーメンを食して、腹パンパンで帰宅した
その後は少し寝てあとはのんびりしていた
51歳最後の日は、ま、こんな感じで終わりました。
明日は52・・・朝から走るぞ
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『さよならの朝に約束の花をかざろう』を観ました。

2019-02-06 04:00:00 | あにめ&ひーろーの部屋
縦糸は流れ行く月日。横糸は人のなりわい。
人里離れた土地に住み、ヒビオルと呼ばれる布に日々の出来事を織り込みながら静かに暮らすイオルフの民。
10代半ばで外見の成長が止まり数百年の寿命を持つ彼らは、“別れの一族”と呼ばれ、生ける伝説とされていた。
両親のいないイオルフの少女マキアは、仲間に囲まれた穏やかな日々を過ごしながらも、どこかで“ひとりぼっち”を感じていた。
そんな彼らの日々は、一瞬で崩れ去る。イオルフの長寿の血を求め、レナトと呼ばれる古の獣に跨りメザーテ軍が攻め込んできたのだ。絶望と混乱の中、
イオルフ一番の美女レイリアはメザーテに連れさられ、マキアが密かに想いを寄せる少年クリムは行方不明に。マキアはなんとか逃げ出したが、仲間も帰る場所も失ってしまう……。
虚ろな心で暗い森をさまようマキア。そこで呼び寄せられるように出会ったのは、親を亡くしたばかりの“ひとりぼっち”の赤ん坊だった。
少年へと成長していくエリアル。時が経っても少女のままのマキア。同じ季節に、異なる時の流れ。変化する時代の中で、色合いを変えていく二人の絆――。
ひとりぼっちがひとりぼっちと出会い紡ぎ出される、かけがえのない時間の物語。
公式サイトより)
 俺が大好きな「あの花」の脚本を担当されていた岡田麿里さんが監督・脚本を担当した作品ということで、食いつきました
最初、この「イオルフの民」がどういった民族か?・・・というのを知っておく必要があると思うんです・・・何も予備知識を持たず見始めた俺は、ただただ「静かな村がいきなり襲われて・・・」って感じでワケが分かりませんでした。
(公式サイトで、冒頭の解説を観たら、万全になりましたが
長寿の血筋を狙うというメザーテ軍の襲撃から、一人偶然に逃れたマキア・・・一人の赤ん坊と出会ってからは、しーばらく、メザーテ軍の話は置き去りになりました。
子供の名前をエリアルと名付け、自らの手で育てる決心をしたマキナ・・・
幼児から、少年、そして青年と、成長していくエリアルに対して、(見た目は)変わっていないマキア・・・
たしかに、「イオルフの民」とバレないためには、住む場所を変えて、かつ、2人の関係性も変えて生活していかないと駄目ですよね
難しい立場、そして周囲の「噂」に苦悩するエリアル、変わらぬ「接し方」をしつつも、エリアルの態度や、そもそもの生活に苦悩するマキナ・・・
挙げるとキリが無いけど、愛犬の死の描写とか、しれっと「仕事と子育ての難しさ」とか、細かい描写がとっても良く描かれてて、なんか見入ってしまいましたね
後半は、メザーテの話がまた盛り上がりましたが、その中で、やっと、レイリアとかの話が出てきました。
こっちの(捕らわれてしまった)人の話のほうも、ちょっと哀しい運命です・・・が、残念ながら、主役はマキア・・・もっとこちらも観たかった感じがします
ま、結果的に救いたい人の「心」が救われて良かったんだけどね
「戦」のシーンはあれど、キツい場面は無い、強烈な「悪」という存在も(ギリ)いないし、良い言い方が思いつきませんが、「良作」に出会えた感じです
ちゅうことで、タイトルが長いのは、やはり監督の意向?・・・で75点
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『無伴奏』を観ました。

2019-02-03 05:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 1969年、反戦運動や全共闘運動が起きていた激動の時代。高校3年生の野間響子は、親友と制服廃止闘争委員会を結成し、革命を訴えシュプレヒコールをあげる日々をおくりながらも、実はベトナムにも安保にも沖縄にも強い想いがあるわけではなく、学園闘争を真似しているだけの自分に嫌気がさしていた。そんなある日、響子は、親友に連れられて入ったバロック喫茶「無伴奏」で、フランクだがどこか捉えどころのない大学生・渉と、渉の親友・祐之介、祐之介の恋人・エマの3人に出会う。「無伴奏」で会って話をするうちに、いつしか響子は渉に惹かれていく。初めてのキス、初めてのセックス。“革命”以上に刺激的な恋の魔力に響子が囚われていたある日、思いもよらない衝撃的な事件が起こる――。
公式サイトより)

 直木賞作家・小池真理子の半自叙伝小説の実写化だそうです
「半自叙伝」っていうのは、自分を綴った物語だけど、少し色をつけている・・・という感じなのでしょうか
1969年、おれが生まれた直後くらいからの時代って、激動という言葉だけは聞いてましたが、「制服廃止闘争委員」・・・すごい反抗動機ですね
次のシーンは、一転してバロック喫茶・・・この言葉も聞いた事がある程度です。皆で音楽を聞き入るという喫茶店ってのも凄いなぁ
そんな時代背景で、主人公響子が惹かれていく渉・・・この男も、なんだか不思議な奴です。
チャラそうだったけど、実際にはそーじゃない・・・だけど、響子に対してはやたらオープンです・・・彼も何だかんだいって一目惚れだったのかな
この2人、そして友人たちの、細かい話が、かなり延々と続いていました・・・正直、眠くなったのは確かです
響子としては、様々な出来事を「受け止める」状況でしたね。一つ一つのシーン、そして人(父親など)に対する響子の表情がとっても印象的でした
極めつけは、あの雷轟く嵐の日の「あれ」ですか・・・
確かに、話のながれの中で、祐之介の存在は少し「不気味」ではありましたが、あんな展開は、かなり唐突のように思えました
結局、この時代、そしてそこで生きる響子、渉、そして祐之介・・・どの人にも、何故か「近さ」を感じない今の俺ですが、この時代が青春だった人にとっては、感情移入できるのかな
ちゅうことで、成海璃子さんのこういった演技は初めて観ました・・・で、40点
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