政府と、民主党の野田氏が、先の太平洋戦争での
「戦犯」は存在しないと言ったことがS新聞に報道された。
ついに、ここまで来たかという感じだ。
戦争を起こした犯罪者は存在しないという訳だから、
誰が多数の死をもたらしたのか、不明のまま歴史の中に
風化させようとしているように見える。
どんなレトリックか、うまく説明できないが、
東京裁判そのもの正当性を否定してたどり着いた結論ではある。
こんな歪曲した議論をしていて、果たして日本という国を
信頼してくれる国が世界の中にあるのだろうか。
戦争は、自然現象ではない。
国民が、自発的にあそこと戦争しましょうと言った訳ではない。
必ず誰かが世論を操作して、大義名分をつけて、
そちらの方向にもって行ったことは明確だ。
これこそ戦争犯罪者ではないのか。
何だかバランスの崩れた考えのように見える。