前回、日本人の性格的な問題を浮き彫りにしたドラマについて書いた。
今週はさらに、8チャン系の「change」を見た。最終回だが、ストリー展開も何も無く、解散総選挙で「朝倉内閣」は終わり。ドラマもそこで終わってしまった。オバマの「change」を意識してつけられたタイトルだったが、ドラマの出来はもうひとつだった。だが、一番の驚きはその視聴率の高さだった。なんと22.3%だった。
やはり、どこかで書いたけれど、今の福田さんや与野党の政治を見ていると、恐ろしいけれどナチス・ドイツの出現に似た、「全く新しいものの出現を、危険だけれど期待してしまう」という社会の閉塞感があるのではないかと思う。国民は、今の政治にもう飽き飽きしているのだろう。「朝倉総理」のような、全くの未知数を期待している現われだろうと思う。
そんな中、この2~3日、僕の目を引いた二つのコラムがあった。これらは、今の日本の存在の根底を揺さぶる危険性の存在と、それに対する国民の無知度を示す現状に警鐘を鳴らしている。
そのひとつは、日本のGDPが今や世界では22位、アジアの中でもGDP第一位をシンガポールに開け渡した日本の問題点を鋭く突いた大前氏のコラムだ。日本は、経済的に鎖国状態だと断じている。
「アジアで最も豊かな国」から転落した日本」 大前 研一氏
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/a/140/index.html
さらには、年金問題の運用面での、非グローバル化の状況に対する警告だ。元本自体の減少をも危惧させる年金の運用の実態が、その原因と共に明らかになる。官僚任せで、これも日本の鎖国状況の指摘だ。
「なぜ年金はこれほどの危機を迎えたのか」
「財務省は「入るを量りて出ずるを制す」の原点に立ち返れ」 山崎 養世氏
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20080716/165540/?P=3
専門家の信頼できるコラムを、皆さんにちょっと時間をかけてでも読んでほしいと思う。
国民もメディアも、もう少し世界全体と日本を双眼で見ることをやっていかなくてはならない。まずは、動物としての、自己防衛本能を再認識しなくてはならないともいえる。
今週はさらに、8チャン系の「change」を見た。最終回だが、ストリー展開も何も無く、解散総選挙で「朝倉内閣」は終わり。ドラマもそこで終わってしまった。オバマの「change」を意識してつけられたタイトルだったが、ドラマの出来はもうひとつだった。だが、一番の驚きはその視聴率の高さだった。なんと22.3%だった。
やはり、どこかで書いたけれど、今の福田さんや与野党の政治を見ていると、恐ろしいけれどナチス・ドイツの出現に似た、「全く新しいものの出現を、危険だけれど期待してしまう」という社会の閉塞感があるのではないかと思う。国民は、今の政治にもう飽き飽きしているのだろう。「朝倉総理」のような、全くの未知数を期待している現われだろうと思う。
そんな中、この2~3日、僕の目を引いた二つのコラムがあった。これらは、今の日本の存在の根底を揺さぶる危険性の存在と、それに対する国民の無知度を示す現状に警鐘を鳴らしている。
そのひとつは、日本のGDPが今や世界では22位、アジアの中でもGDP第一位をシンガポールに開け渡した日本の問題点を鋭く突いた大前氏のコラムだ。日本は、経済的に鎖国状態だと断じている。
「アジアで最も豊かな国」から転落した日本」 大前 研一氏
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/a/140/index.html
さらには、年金問題の運用面での、非グローバル化の状況に対する警告だ。元本自体の減少をも危惧させる年金の運用の実態が、その原因と共に明らかになる。官僚任せで、これも日本の鎖国状況の指摘だ。
「なぜ年金はこれほどの危機を迎えたのか」
「財務省は「入るを量りて出ずるを制す」の原点に立ち返れ」 山崎 養世氏
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20080716/165540/?P=3
専門家の信頼できるコラムを、皆さんにちょっと時間をかけてでも読んでほしいと思う。
国民もメディアも、もう少し世界全体と日本を双眼で見ることをやっていかなくてはならない。まずは、動物としての、自己防衛本能を再認識しなくてはならないともいえる。