バカ犬

ちょっとバカ犬になって、本音を言ってみたいと思いませんか?

ガザ攻撃は本当に対テロ戦か?

2009-01-18 | Weblog
圧倒的な軍事力を持って、イスラエルが、ガザを攻撃している。今、一方的にイスラエルが攻撃を停止したとニュースがはいったが…。

攻撃の正当性について、イスラエルの公式見解は、ハマスというテロ集団が支配する街だから、イスラエルの存在に対して撃を仕掛けてくるテロ集団の街だから、イスラエルは自衛のために、対テロの戦いを戦っているのだという。

しかし本当にそうだろうか?これは、イスラエルによるパレスティナに対する「逆ジェノサイド」だと見える。これは明らかに、イスラエル軍による大量虐殺だ。こんなことを許している国際社会は完全になめられている。

古い歴史を見れば、確かに、ユダヤの民が、その地に暮らしていたことも記録にはある。
しかし第二次世界大戦の終焉に際して、パレスティナの存在を知りながら、国を持たなかったユダヤ民族にたいして、無責任にも英国がその地を割譲したことに本当の原因はある。

今回も、一方的な攻撃で多くのパレスティナの住民が死亡し、傷ついている。
エジプトが、何とかチャンネルを開いて、緊急物資の運び込みをやっているに過ぎない。

イスラエルのこうした攻撃を後ろで支援しているのが、ユダヤ人の金に動かされている米国議会であり、政治であり、○ブッシュだ。
9.11で、アフガニスタンを攻め、イラクを戦場にして今なを不安定な状況を作り出したのは紛れもなく、アメリカ。
そのアメリカは、「テロとの戦い」のスローガンに自分が縛られて、イスラエルを押さえられない。
状況はますます混迷化してくる。

やはりアメリカが、圧力をかけるしかイスラエルは方向転換はしない。
アメリカは金を振り払って、現状を直視しなくてはならない。

ふりかえって、日本の外交は何をしているのだろう?
アメリカに圧力をかけているのか?
国連のハン事務総長をバックアップしているのか?
何にもしているようには思えない。

島国で、単一(?)民族の日本から見れば、国境を越えて隣国が攻め込んでくるというような歴史を持たない。平和ボケで、国際的な紛争にイニシアティブを取れない。

悲しい存在だ。これでは、いくらODAで金を世界にばらまいても、尊敬は得られない。
いわんや、国連の常任理事国なんて夢のまた夢だ。

日本の、政局だけ見つめてコップの中だけで、ちまちま戦って(?)いる与野党の攻防などがいかに無意味に見えることか。

アメリカに迫ってもらいたい。そして、イスラエルに迫ってもらいたい、堂々と。