最近、驚いたこと2件。
野田総理が、福島原発のスッテプⅡが完了したと発表したことだ。
すなわち、「原子炉の冷温停止」が達成されたと発表した。
『野田政権は16日の原子力災害対策本部で、東京電力福島第一原発の事故収束に向けた工程表ステップ2(冷温停止状態の達成)の終了を確認した。野田佳彦首相は記者会見で「発電所の事故そのものは収束に至ったと判断される」と事故収束を宣言した。』(朝日)
原発事故の収束がどんな根拠に基づいて確認され、判断されたのかは全くの闇。
責任ある専門家の判断で、収束していると宣言したといっている。
根拠は、冷温停止の定義は、語られない。
こんな宣言は、九州電力の玄海発電所の再稼働の判断の理由を訊かれたとき、佐賀県知事の古川知事と、玄海町の岸本町長が述べた理由を思い出させる。
「国が安全だというから、安全だと判断した。」
このブログでも書いたように、冷徹な物の見方ができる科学者は、同じ疑問を持っている。
メルトスルーした核燃料棒:核エネルギー:マグマ」はどこにあるかわからない。
いくら、格納容器を冷やして温度が70度未満だといっても、マグマが何処に、どんな状態であるかが分からなくて、「冷温停止」が達成されたといえるだろうか?
いい加減に国民を欺くのはやめてほしい。
アメリカから来たヤッコNRC(Nuclear Regulatory Commissionn)委員長も、
「原子力にかかわるすべての関係者は、炉の実際の状況をより詳細に理解したいとかんがえている」と述べた。
これが原子力の利用に関する基本の基本、「常識」なのだ。
残念ながら、野田総理にはそうしたことは眼中にないわけだ。
かなしい人間しか、首相にかかげられない日本国民は、不幸としか言いようはない。
二つ目は、
群馬県の八ッ場ダムの工事再開の決定だ。
予算がついて工事が再開されるという。
馬鹿な!
同じ日に、どこかのドキュメンタリーで、
日本にあるダムのうち、調査した150なにがしのダムのうち、40のダムは、100年は持つという建設時のシュミレーションがもろくも崩れて、10年も経たないうちに、ダムの機能、つまり貯水ができなくなっているという。
原因は、山林の荒れ。
メインテナンスされない山は、特に杉を植えた急峻な谷を持つ山は、土砂の崩落の量が多くて、ダムが砂場に変化するという。
挙句の果てに、その土砂をダムから下流に流すための巨大な工事をして、ダムの寿命を少しでも延ばそうとしているようだ。またまた喜んでいるのは、小沢さんの大好きな土建屋さん。
馬鹿らしくて見ていられなかった。
八ッ場ダムも、おそらく同じ運命をたどると思う。
巨費を投じて建設しても、寿命は10分の1で終わる。
アメリカでは、そんなダムを少しずつ壊して、自然に戻そうと動いているようだ。
P.S.
このタイトルは、民主党の「国民の声」に投稿済みです。
2010年12月6日のブログに「民主党に巣食う三匹の魑魅魍魎(ちみもうりょう)」を書いた。
三匹とは、
1.小沢一郎氏
2.鳩山由紀夫氏
3.菅さん
「この三匹の魑魅魍魎を排除しないと、間違いなく、国民は民主党から離れていきますぞ。」と書いた。
3匹目は自分でいなくなった。しかし、民主党のすべての動きを封じているのは、依然として、先の二匹であることは間違いない。
この人たちに、民主党は荒されてはならない。
しかし、この二人に動きをとめられている。
これで、僕にはもう応援する政党は無くなった。
日本における日本的民主主義の終焉ではないかとさえ思えてくる。
皆さんはどうお考えでしょう?
野田総理が、福島原発のスッテプⅡが完了したと発表したことだ。
すなわち、「原子炉の冷温停止」が達成されたと発表した。
『野田政権は16日の原子力災害対策本部で、東京電力福島第一原発の事故収束に向けた工程表ステップ2(冷温停止状態の達成)の終了を確認した。野田佳彦首相は記者会見で「発電所の事故そのものは収束に至ったと判断される」と事故収束を宣言した。』(朝日)
原発事故の収束がどんな根拠に基づいて確認され、判断されたのかは全くの闇。
責任ある専門家の判断で、収束していると宣言したといっている。
根拠は、冷温停止の定義は、語られない。
こんな宣言は、九州電力の玄海発電所の再稼働の判断の理由を訊かれたとき、佐賀県知事の古川知事と、玄海町の岸本町長が述べた理由を思い出させる。
「国が安全だというから、安全だと判断した。」
このブログでも書いたように、冷徹な物の見方ができる科学者は、同じ疑問を持っている。
メルトスルーした核燃料棒:核エネルギー:マグマ」はどこにあるかわからない。
いくら、格納容器を冷やして温度が70度未満だといっても、マグマが何処に、どんな状態であるかが分からなくて、「冷温停止」が達成されたといえるだろうか?
いい加減に国民を欺くのはやめてほしい。
アメリカから来たヤッコNRC(Nuclear Regulatory Commissionn)委員長も、
「原子力にかかわるすべての関係者は、炉の実際の状況をより詳細に理解したいとかんがえている」と述べた。
これが原子力の利用に関する基本の基本、「常識」なのだ。
残念ながら、野田総理にはそうしたことは眼中にないわけだ。
かなしい人間しか、首相にかかげられない日本国民は、不幸としか言いようはない。
二つ目は、
群馬県の八ッ場ダムの工事再開の決定だ。
予算がついて工事が再開されるという。
馬鹿な!
同じ日に、どこかのドキュメンタリーで、
日本にあるダムのうち、調査した150なにがしのダムのうち、40のダムは、100年は持つという建設時のシュミレーションがもろくも崩れて、10年も経たないうちに、ダムの機能、つまり貯水ができなくなっているという。
原因は、山林の荒れ。
メインテナンスされない山は、特に杉を植えた急峻な谷を持つ山は、土砂の崩落の量が多くて、ダムが砂場に変化するという。
挙句の果てに、その土砂をダムから下流に流すための巨大な工事をして、ダムの寿命を少しでも延ばそうとしているようだ。またまた喜んでいるのは、小沢さんの大好きな土建屋さん。
馬鹿らしくて見ていられなかった。
八ッ場ダムも、おそらく同じ運命をたどると思う。
巨費を投じて建設しても、寿命は10分の1で終わる。
アメリカでは、そんなダムを少しずつ壊して、自然に戻そうと動いているようだ。
P.S.
このタイトルは、民主党の「国民の声」に投稿済みです。
2010年12月6日のブログに「民主党に巣食う三匹の魑魅魍魎(ちみもうりょう)」を書いた。
三匹とは、
1.小沢一郎氏
2.鳩山由紀夫氏
3.菅さん
「この三匹の魑魅魍魎を排除しないと、間違いなく、国民は民主党から離れていきますぞ。」と書いた。
3匹目は自分でいなくなった。しかし、民主党のすべての動きを封じているのは、依然として、先の二匹であることは間違いない。
この人たちに、民主党は荒されてはならない。
しかし、この二人に動きをとめられている。
これで、僕にはもう応援する政党は無くなった。
日本における日本的民主主義の終焉ではないかとさえ思えてくる。
皆さんはどうお考えでしょう?