尖閣を国有化すると野田さんが決めたことが中国の強い反発を惹起し、自民党総裁選で安倍さんを当選させることになったのは明確な、しかも皮肉な事実。
あんな無責任な安倍さんをまた担ぎ出した、古い、相も変わらぬ自民党のリアルな現状をさらけ出したと言っていい。
自民党は全く変わっていない。
地方票と、全く違った国会議員の決選投票の結果は何を意味しているのか?
解は、自民党員の地方の意見すら、ちゃんと反映できない国会議員の世論からの遊離である。
鈍感さ、想像力の欠如も露呈した。
とにかく、自民党国会議員は、醜かった。
公共事業と、農業団体に乗っかった安倍さんに、本当に世界を見据える力はあるのか?
ウォールストリートジャーナルは、
「東シナ海で繰り広げられる度胸試し」(9月25日)と書いている。
世界は、アジアは、危険な日中韓台の危険な兆候を注意深く見ている。
安倍さんがここに加わってわめいたら、本当に、放水銃が実弾の応酬に偶発的に変わる可能性は強まるのだ。
ちなみに、僕は民主党のシンパでもないし、共産党のそれでもない。
ただ、今まで自民党に加担したことは一度もない。
やり場のない、浮動票の一人だ。