先週、こっちに引っ越して以来、念願の初お芝居を観に行ってきましたー。
東京に来たらぜひやりたいことの一つに、「生芝居」を見ることがありました。
それも有名なテレビや映画に出る役者さん。
でもって、三谷幸喜がここ数年お気に入りなので、ぜひとも彼の作品をみようと思ってました。
今までなかなかチャンスがなかったのだが、おりしも今年は三谷幸喜生誕50周年スペシャル企画”三谷幸喜大感謝祭”が開催されており、この「ベッジ・パードン」もその中の一つなんだ。
しかも主演者が豪華!
夏目漱石を演じるのが陰陽師でファンになった野村萬斎さん。
めったに現代劇に出ることのない萬斎さんを生で見れて感動。
声がでかくて神経質でユーモアラスな漱石を演じてくれました。
なんかイメージがぴったりでよかったです。
そして漱石が下宿する館の女中の「ベッジ・パードン」(本名は違うのだがあだ名でこう呼ばれてる)を演じるのがフカっちゃんこと深津絵里。
小柄でとってもかわいらしいのに、声が大きくてよく通る。
そしてしぐさがすごくかわいらしい。
なのに演技メッチャうまい。
田舎臭い、下町訛りのコックニーを話すベッジを見事に演じていてさすがだなと思った。
大泉洋も生で見れて感激だ。
相変わらずと言うか、この人は面白いね。
姿が現れるだけで会場の期待感が増すというか、皆が笑いをこぼしてしまう。
恐ろしいカリスマ。
共演の浦井健治さんは今回初めて知ったのだが、彼も演技は素晴らしかった。
浅野和之さんもテレビなどで見たことあるのだが、今回一人で何役もこなしていて、ほかの4人以外の話にかかわる登場人物をすべて演じていてすごい役者さんだと思った。
三谷幸喜作品なので、随所に笑いが込められコメディかと思いきや、切ない場面もあったりして、、、特にラストのあたりは何とも言えず悲しい話だ。
段々精神を病んでいく漱石も悲しいし、身を引くベッジもかわいそう。
いやぁ、いい話だったよ。
場所は世田谷パブリックシアター(三軒茶屋最寄)にて公開中です。
また機械があれば、何かお芝居見に行きたいです。