紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

そんなあなたを応援します!

2006-07-05 20:03:11 | テレビ
 昨日だったか、おとといだったかの記憶が定かではないのだけれど、朝のNHKで大変興味深いレメ[トを観た。

 関西学院大学の応援団(+チアリーダー)が創部60周年記念のイベントとして、「そんなあなたを応援します!」という企画をし、一般に「応援してほしい人」を募集した。

 さまざまな応援して欲しい人、グループ、前向きパワーの欲しい人、落ち込んでいる人などを対象に公募したらしい。

 テレビ取材されたのはお見合い歴40回の一人暮らし独身男性。「もう一度、自分を奮い立たせるために、思い切って応募しました。落ち込む前以上に、前向きになりたいです」というのが、応援前の自宅での談話。

 一方応援団長は、まさに応援団長然とした凛々しい日本男児だ。メガネをかけた学ラン姿が様になる。どちらかといえば華奢な体格だが、伸ばした背筋と、はきはきした語り口と、まっすぐなまなざしが好もしい。でもなぜか、レモンライムのように爽やかな笑いを呼び起こしてしまうんですよね。彼はどこまでも真面目なんだけど。

 イベント当日は、学内の礼拝堂のステージで、チアガールと団長の応援が執り行われた。「応援して欲しい、そんなあなた」は一人ずつステージ前に進み出て、自分だけへのエールを受ける。

 「フレー! フレー! ○○○(下の名前)! ファイトー、ファイトー! ○○○!!」と、まずはチアガール3名がゴールドのャ塔ンを持ち、健康的なセクシーさを振りまく。

 一緒にみていた夫は「ええなー、チアガール」とつぶやいていた。実は女の私がみても、なかなかいい感じだったのだ。
 満点のルックスの女の子が笑顔で、露出の多いユニフォーム?で、自分のためだけに目の前で応援してくれるなんて、かなりうれしいはず。

 締めは、男性の真ん前で団長が心からの「フレーーー!!」というエールを、声を振り絞って贈ってくれるのだ。

 礼拝堂という場所柄、牧師様の「祝とう」のようにも見える。最後は堅い握手で「がんばってくださいっ!!」とはなむけの言葉が団長から贈られる。感極まり言葉に詰まる男性。

 応援の後のインタビューに、男性は目をうるませながら語った。
「見ず知らずの人から、こんなに応援してもらったんだから、がんばらないと、と思いました」

 エールに背中を押されてトライするだろう、次の41回目のお見合いが、たとえ残念な結果に終わったとしても、きっとこの男性は前向きに生きて行く事だろう。と、信じられるような応援だった。

 夫は「この『見ず知らずの人から・・・』っていうの、サイコーやな!」と爆笑しながら、いつになく元気に仕事に向かった。どうやら彼も朝から元気づけられた模様である。

 笑いと感動のぎっしり詰まった短いルメB久々にテレビでいいものを見せてもらった。関西学院大学応援団&チアガ<居伯Nに、私からお礼のエールを贈りたい。感動と笑いを、ありがとう。(でもみんな実に真剣なのに、なんで笑えるのかなあ)

 そしてできれば、乞う「そんなあなたを応援します!リターンズ」。