紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

雨、キノコ、河童

2006-07-21 14:04:39 | 季節
 雨また雨の毎日が続くけれど、皆様いかがおすごしでしょうか?

 我が家では洗濯ものが、かつて経験したことがないくらい乾かない。毎日乾燥機のお世話になっている。「たぬき亭」の材質はほぼ木なので、窓さえ空けておけば室内干しでも洗濯物はよく乾くのに。

 が、木にも湿気が飽和状態に吸収されているようで、今回はまったく乾かない。(もしかするとそのうち、本もしっとりと波打って湿気てくるのかも・泣)

それどころかささやかなデッキに、5ミリほどで小振りではあるが、目にも鮮やかなオレンジの茸が、にょきにょき生えて来たではないか・・・。

 そのうち、薪から椎茸やエノキがはえてきたりして。いや、だったらまだいい。どうかこれが、ワライタケやシビレタケみたいな毒キノコでありませんように。

 そんな湿っぽい日々をやり過ごすため、マンガを読むこの頃。


『カッパの飼い方』
  石川優吾 ¥ 840 集英社

 昭和40年代の河童ブームで、河童が養殖されペットショップで売られるようになる。
 一人暮らしの若者が、仔河童を購入し「かぁたん」と名付け、面唐ンる。この、トイレのしつけや、なにを食べさすかで悩んだり、悪さをしたときのお仕置きや友達作りなど、ペットを飼う時にも、子どもを育てるときにも、一脈通じるものがあったりして(河童も犬も赤ちゃんも一緒かよー?)。

 絵もすっきりと可愛いし、ほのぼのゆったりとした癒し系のストーリーだし、思わずKちゃんとふたりでバカ受けしながら、もう一度読んでしまった。

 面東ゥのいいお兄ちゃん河童「かっくん」、主人思いで抜群に性格のいい「キューちゃん」、主人公が子どもの頃飼っていた、そして今も老齢ながら健在の野生河童「カータン」、近寄るものに「ギラリ!」とにらみをきかす強面河童、通称「ヘラクレス」(本名チーちゃん)でさえ、登場する河童は軒並みみんないい奴ばかり・・・いや、主人公の「かぁたん」は、悪気はないがいたずらっ子ではあるかな。

 あははと笑って河童にはまる、そんな雨続きの日。



キクラゲならいいんだけどな。