花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

リンゴのシルバー袋

2013年08月05日 | 研究
リンゴにシルバーの袋が被されています。
もちろんリンゴ王国の青森県といえどもこんな袋は存在しません。
これはチームの光研究の原点である「白いリンゴ」用に用意したものです。
毎年のように続く高温は赤いリンゴの着色を悪くさせていますが
白いリンゴにも黄化という悪影響があります。
そこで一昨年の先輩たちは光を反射させようと
紙袋の上にポテトチップスの袋を被せました。
しかしサーモグラフィーで測定したところ、思ったより断熱効果はありません。
調べて見るとお菓子の銀袋はアルミ蒸着フィルムといって
アルミをメッキのようにくっつけたものでした。
そこでより熱を遮断できるようアルミそのものでできた
アルミ袋を新たに用意したのです。
お茶の袋といえばイメージがわくかもしれません。
アルミは熱伝導率の高い素材ですが
太陽などの輻射熱を反射する一面もあります。
サーモグラフィーでもその差は歴然!!
この袋で3年生が地球温暖化に挑みます。
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有袋栽培

2013年08月05日 | 園芸科学科
これはリンゴの袋。
園芸科学科3年生が取り組んでいる模擬農業法人が
文字入りリンゴを作るためのものです。
しかしリンゴの木の間を走る薬剤散布機スピートスプレーヤーが
発生させるものすごい風圧に袋があおられ、
よく果実が落ちてしまうことがあります。
小規模な模擬法人にとって1個のリンゴも貴重な収入源。
悩んだ結果、限定20袋と決めたようです。
高収入を得るためにかけた袋があだになる!
まさにハイリスク、ハイリターンの技術です。
使ったのは緑の袋、ではこのシルバーの袋は何でしょう?
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