花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

藍の生葉染め

2013年08月09日 | 研究
藍の研究もいよいよ大詰め。
効率良く葉を得る方法を見つけました。
しかし藍は染料植物。
染色できなければ何の意味もありません。
そこで染色能力があるかどうか実験してみました。
実験方法は「藍の生葉染め」!
葉を布に乗せて叩き、葉の色素を布に移す方法です。
藍の染料は染物屋さんで手に入るので誰でも染められますが
生葉染めは藍の生産者しかできない染め方です。
生葉では綿を染められないので絹を用意しました。
叩いてすぐは緑色ですが、これを洗って干すと
色素が酸化され、次第にきれいな青に変わっていきます。
できあがりが楽しみです。
さて今日は秋田・岩手両県で大雨となりました。
岩手に降った雨は馬淵川の氾濫の原因となります。
夕方見た馬淵川は水位が高く心配です。
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ジャパンブルー

2013年08月09日 | 研究
これは乾燥したタデ藍の葉です。
うっすら青みがかっているのがわかりますか?
先日、藍の生育調査のために2年生が葉を摘み葉面積を測定しました。
測定後、捨てずに机に放置していたので乾燥させた葉ができました。
藍の色素はジーンズで有名な「インディゴ」です。
昔から日本でも愛され各地で藍染め文化が誕生しています。
サッカー日本代表のユニフォームの色を
ジャパンブルーと呼びますが、これも藍染めを指しています!
全国各地に紺屋町という地名がありますが
これもかつて藍や紫の染め物職人が集まっていたところです。
このように藍は日本人にとって馴染み深い染料植物ですが
今は野生ではなかなか見ることができません。
そこでチームは藍や紫などの染料植物を
効率的に生産できる方法を一昨年から研究しています。
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