花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ホウセンカの開花抑制

2013年08月20日 | 研究
今から3年前の夏、当時のメンバーが取り組んだ光マジック栽培。
研究のために育てたホウセンカの苗を温室前の花壇に植えたところ
こぼれ種で毎年咲くようになりました。
ホウセンカは短日植物なので日長が短くなると花芽が出来ます。
開花を遅らせる場合、一般的には夜間に照明をともす電照栽培を行います。
チームが考案したのは植物の光感受性を高める方法。
照明をともさなくても植物が勝手に光を感じ、
電照栽培と同じ効果が期待できるというものでした。
まさに仮説は当たり、このホウセンカでも数十日開花時期が遅れたのです。
中部大学で発表する光マジック栽培のポスター発表では
切花となる秋菊とヒマワリの実験結果を取り上げていますが、
実はホウセンカやコスモスなどいろいろな草花で試され成功しています!
チームにはどこにも紹介されていないこんな面白いデータがたくさんあります。
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真っ白い梨?

2013年08月20日 | 研究
ここは名農の果樹園。
小粒ですが和梨がたくさん実っています。
手前に袋をかけた梨があるのがわかりますか?
もちろんチームのいたずらです。
梨には黄色の色素があまりありません。
もしかしたらリンゴより白くなるかもしれないという
そんな遊び心で袋をかぶさせてもらっています。
とはいっても梨でもリンゴ同様、有袋栽培というものがあります。
したがってどんな色になるかは分かっているはずです。
しかし「白い梨」というのは聞いたことがないということは
うまくいかないということでしょうか!
それともリンゴ同様、最後まで袋をかけたまま
収穫することがないので誰も試したことがないのでしょうか。
宝くじを買ったようで収穫の秋が待ち遠しいこの頃です。


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