花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

緑藻VSサンパチェンス

2013年08月08日 | 研究
チームの水質浄化研究。
もし大量の緑藻が発生してしまったら
果たして浄化することは可能でしょうか。
研究はこうならないように花を植えて
予防するのが目的ですがちょっと興味があります。
しかしあまりに繁殖させすぎたのでもう手遅れなのでしょうか?
そこで約1ヶ月かけて育てた緑藻いっぱいの水槽に
サンパチェンスと微生物を投入しました。
このサンパチェンスは長期間、水質浄化を担ってきたので
ちょっと疲れていそうですが、もうひと頑張りしてもらいます。
サンパチェンスにとってみれば最大の試練!
生物の力による水質浄化は機械や薬剤のように
短期間で結果はでませんが、効果があるのは事実です。
じっくり浄化の様子を観察していきたいと思います。
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完全浄化

2013年08月08日 | 研究
5月中旬から行ってきた水質浄化の予備試験。
ここに水槽が3つありますが、
最初は中がよく見えないほど汚れていました。
さらに人工的に液肥を使い水質は富栄養化状態でした。
これを微生物を活用しながら浄化試験を行ったところ
優れた分解能力があることがわかりました。
すでに実験は終了していますが
このようにきれいな水になっています。
さらに水質を分析するとそれぞれの菌の特徴が
よく出ていることがわかります!
有機物を分解する納豆菌の水槽は
他の水槽よりアンモニア態窒素が多いのです。
また硝酸菌の水槽では分解するので
アンモニア態窒素が少ないのです。
富栄養化や貧栄養化。
対象となる湖沼の状態によって微生物を選択すれば
効果的な浄化が可能であることがわかりました。
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