花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

暦と二十四節気

2016年02月12日 | 学校
2月10日、夕方の西の空です。
左側には名久井岳のシルエット、右の空には薄い三日月が見えています。
これは正真正銘の「三日月」!
なぜなら2月10日は旧暦の1月3日だからです。
さて話は変わりますが2月4日は立春でした。
このような立春や雨水、啓蟄や春分などは二十四節気といわれます。
二十四節気は太陽の位置を計算してその年は何月何日になるかを決めています。
つまり二十四節気は太陽が基準となるのでいつも同じ時期に立春となります。
ところが昔から使っていた月の満ち欠けを基準にしていた太陽太陰暦が、
明治6年に現在の太陽暦、つまり新暦に変わってしまい
日付だけが1ケ月早まったのでなんだかおかしく感じるようになりました。
なぜなら3月の立春が、突然2月になったからです。
3月だったらなんとなく春が来たと感じるのですが
今の2月ではちょっと早いような気がしませんか。
うまく言葉で言い表せないので、ぜひ調べてみてください。
旧暦は農業暦といわれます。
なぜなら二四節気にぴったり合うので、
農作業の目安になるから!
次の二十四節気は2月19日の雨水。
雪が雨に変わり、雪がとけて水になるという日です。
青森だとやっぱり1ヶ月早いような気がます。
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グループからチームへ

2016年02月12日 | 研究
TEAM FLORA PHOTONICS は課題研究の中で組織された学習グループです。
植物好きが集まって放課後に活動している部活動ではありません。
つまり彼らの活動は授業の一環なのです。
3年生と2年生の授業日は当然違うので一緒に活動することなどありません。
おそらく全国のほとんどの課題研究はこのような形態だと思います。
ではこの写真の2年生が何をしているかわかりますか?
実は卒業するチームの3年生のために色紙を書いているのです。
どうして彼らがこのようなことをするのか理解してもらうには
チームならではの活動形態を紹介する必要があります。
チームは原則としてひとり一研究。
研究がひとまず終了するまで早いもので2年、
長いものだったら5年以上もかけます。
チームの研究活動の代名詞ともなっている
サクラソウ保全活動はこの春6年目を迎える息の長い研究。
つまり彼らが取り組んでいる研究の約半分は先輩から引き継いだものなのです。
また個人研究とはいえども時にはひとりで手に負えない大きな活動をすることがあります。
その際は、お互い様なのでメンバー全員でそのサポートに回ることにしています。
水質浄化活動などはそんな典型的な活動例で、2~3年生が協同で取り組んでいます。
さらに農業クラブの大会などに出場する時は学年の枠を超えて全員で取り組んだり
2年生がポスター発表に参加する際は、3年生が指導するという習慣もあります。
こんなことをしているうちに、いつしか授業の域を超えて
単なる学習グループから同じ目標に向かって戦うチームへと育っていくのです。
色紙にはそんな先輩への感謝の気持ちが綴られていました。
さてそんなチームですが、2年生が週末に東京で開催される発表会に参加予定。
世代交代は確実に進んでいます。
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