花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

なごり雪

2016年02月28日 | 学校
今年は暖冬で名久井農業高校のある南部町は
比較的雪が少ない毎日が続いています。
日陰でいつも雪の残っている場所も
すっかりとけて雪の姿はまばらです。
いつもなら卒業式の頃は
なごり雪が降るのですが、その気配もありません。
このまま卒業式を迎えるのかと思っていたところ
多くはありませんが、このように少し降りました。
面白いことにスズメの足跡がついています。
年によって降雪量は変わりますが
季節はちゃんと降るときを覚えているようです。
さて名農の卒業式は3年生が卒業証書をいただくステージを
サイネリアできれいに飾る「花の卒業式」として有名です。
中学校の教材資料にもなっているぐらい
見事なステージなのです
サイネリアは寒さに弱い草花。
一晩でも屋外に出したら寒さで枯れてしまいます!
したがってステージ作りは当日の朝。
今年もまたみごとなステージがあらわれるはずです。
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動的平衡

2016年02月28日 | 研究
1年生のフローラジュニアが研究していたスプラウトの分析結果が出ました。
これからデータをポスター発表用にまとめていくことになります!
さて「動的平衡」とは物理や化学で用いる用語です。
平衡とはバランスがとれて安定している状態のことをいいます。
つまり動的平衡とは「ミクロに見ると常に変化しているが
マクロに見ると変化しない状態」をいい、
生物学者の福岡伸一氏が生命とは「動的平衡である」と
書籍で取り上げとても話題になりました。
TEAM FLORA PHOTONICS は今年で結成7年目を迎えます。
この間、6期約40名ものメンバーが入れ替わりながら
チームの活動を支えてきました。
最近、チームフローラフォニトニクスという名も
全国で認知されつつありますが、
このところ全国の大会に参加するとよくいわれることがあります。
それは大会の度にチームの研究テーマが変わっているということ。
白いりんごから始まり、機能性食用菊、光による柿の渋抜き、
そしてサクラソウと思ったらいつのまにか水質浄化。
確かに数年おきにメインテーマは変わっています。
しかしながら大きな「植物と光の関係を探り、
社会に役立つ技術や商品を開発する」という志は何ら変わっていません。
人やテーマを毎年変えながらも目指す道を進むチームはまさに動的平衡なのです。

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