花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

カイワレダイコンでき上がり!

2016年02月15日 | 研究
チームフローラは昨年の4月、
学科を問わず研究体験をしたい1年生を募集しました。
すると応募してきたのはなんと8名。
こんなにも挑戦してみたいという1年生がいるのに驚きました。
そこで3年生の手も借りて約半年間指導しましたが
自分でやりたいと手をあげたからかみんな一生懸命でした!
その結果、1年生のほとんどはすでに結果も出て
昨年の暮れ、東北植物学会において初のポスター発表を体験してきました。
来年度からはそれぞれの学科の研究班に所属することになりますが
この1年の経験がどこかで役立ってくれるものと信じています。
しかし残念なことに、途中で作物が害虫により
生育不良となり結果がでなかった1年生グループがあります。
何はともあれ最後まで取り組み、外部での発表体験をさせようというのが
この企画の一番の目的だったため、昨年の暮れから再度実験を行ってきました。
それがこのスプラウトの実験。
すでにいろいろな研究機関などで研究されていますが
短期間で済むこともあり、チームなりの視点で実験をしてきました。
そんな彼らが先日、無事最後の3回目の収穫を終えました。
左は1週間育てたものを4日間だけ青色光を照射したもの。
真ん中は8日間照射したもの。
そして右は赤色光を8日間照射したカイワレダイコンです。
真ん中のカイワレは葉が丸まり、ボリュームがなくなりました。
草丈は予想通り右側の赤色光が一番伸びています。
では味はどうでしょう。
なんと右側の赤色光が辛く、青色光ではまったく辛くありません。
さてこの結果をどのような理屈でまとめるでしょうか。
彼らのために設定した発表会は3月下旬、岩手大学で開催される植物生理学会。
それまで知識の合理的な整理が続きます。
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九転十起!

2016年02月15日 | 学校
北国の名農は毎年、体育の一環としてスキー教室を行っています。
参加するのは1~2年生全員、つまり200名弱もの名農生です。
ところがその多くはスキー経験がありません。
なぜなら名農のある青森県南部町は
青森県とはいえ、八甲田連峰の東南側にあるので
雪があまり降らずスキー場がないからです。
青森県で先日まで行われていたスキーのインターハイは
八甲田連峰の西側の津軽地方。
こちらはテレビでもよく紹介される雪の多い地域です。
私たちの住む青森県南部地方は、気温がぐんと下がる地域なので
スキーではなくスケートが盛んな地域なのです。
名農にスキー経験者が少ないのはこれが理由です。
ではスキー教室はどこで開催されるのでしょうか。
なんと雪の多いお隣の岩手県で行います。
ところが初心者なのでなかなか思うように滑べることができません。
しかし朝ドラではありませんが、何度も転んで起きあがらなくてはいけません。
教える方も教えられる方も疲労困憊の1日なのです。
先週、スキー教室が行われましたが当日はご覧の通りの晴れ。
寒さは厳しかったものの、雪質はパウダースノー。
九転十起で頑張った名農生です。
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