花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

好きなアイデア

2018年01月02日 | 
いただいたお菓子です。
大阪の有名なあんこ屋さんのものですが
自分の会社の餡をつかったどら焼きが
昔から根強い人気があります。
箱の中をあけてみると5個入っており
それぞれ餡の種類が違うのです。
パッケージに定番の小豆を含め
金時豆、虎豆、うぐいす豆、白小豆の
5種類の豆を使ったものが入っていることを示しています。
中を割ってみると2色の虎豆や大きな金時など
粒がわかるように入っています。
昔から品種別のトマトピューレや一味唐辛子など
使う側が楽しんで選ぶというプロジェクトをやってきたので
このどら焼きのアイデアは共感できます。
選ぶのが面倒くさいので
画一化してほしいというニーズもありますが
同じようなものだけれど、ちょっとした違いを楽しむ
選ぶ面白さを提供してほしいというニーズもあります。
ものによって当然ニーズは違いますが、
こんなアイデアが大好きです。
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農業高校なのになぜ料理コンテスト?

2018年01月02日 | 学校
これは1ヶ月ぐらい前の新聞記事です。
全国で食とか農に関する大学が続々新設されているという話題です。
確かに京都の立命館大をはじめ
続々と募集開始される大学が注目されています。
これに比べて農業高校は全国で苦戦しています。
違いはどこにあるのでしょうか。
大学は農と食を関連づけて学ばせようとしています。
高齢化社会である日本にとって食は健康そのものです。
さらにスポーツなどの食も注目されています。
しかし良い食をとるには結局どのように作ったものが良いのかなど
原点の農業に戻らなくてはなりません。
つまり農を食と健康にからめることで成功しているような気がします。
もちろん農業高校でも同じような学習をしています。
年末に高校生の料理コンテストで農業高校が頑張っていましたが
レベルの差こそあれ、どの農業高校でも調理や食品加工を学んでいるのです。
さらには環境や医療福祉、保育、工業や商業関連も学ぶなど本当に幅広いのです。
ところが中学校の進路指導ではこのような取組みを知らず
いまだに田んぼや畑で黙々と作業していると勘違いされています。
なぜ農業高校が料理コンテストにでるのか?などという質問は
まさにこの事実をあらわしています。
また外部から卒業後、農業後継者がほとんどいないので
役割を果たしていないのではないかとよく指摘されます。
しかし農業の分野は広がっており文科省も
六次産業化に対応できるよう多岐に渡る指導を求めています。
したがって突然農業後継者を育てていないといわれても困ってしまいます。
さらに現在の農業は近代化しており本気で経営者を目指すなら
進学や農家研修を行い最新技術や経営のノウハウを学ぶ必要があります。
将来農業を担うものほど進学研修をしているのです。
今年こそ農業高校をもっと理解してもらえる年になればと願います。
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