花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

サクラソウの行く末

2018年01月05日 | 研究
先日、チームフローラフォトニクスは
平成30年度いっぱいで解散するという方針を示しました。
チームは長年、種差海岸のサクラソウ保全活動に取り組んできました。
それについてはどうするのだろうかと不安に思いの方もいるようです。
チームがサクラソウ保全に立ち上がったのは東日本大震災がきっかけ。
津波にのまれたサクラソウを保護したいという当時のメンバーの
強い要望が県知事に認められ実現したものです。
その後、塩害の被害も一段落し
2013年からは自生地の長期保存について研究してきました。
その成果や保護提案はアジア国立公園会議で
世界に発信され大いに注目されました。
また今年度は筑波の国立科学博物館など各地に招かれ
チームのサクラソウ保全活動の歩みを紹介してきました。
7年間の活動に携わったメンバーは
みんな地域の自然の素晴らしさを感じてくれたようです。
それと同時にいちグループの活動としては
もうこれ以上踏み込むのは限界と感じています。
したがってチームの解散ととともに活動も無期限で休むことにしました。
では2011年に緊急救出したサクラソウはどうするのでしょう。
これは八戸市などと相談し、サクラソウの保護研究などを行っている
筑波大学でこの春から管理してもらうことにしました。
また嬉しいことに筑波大学に進学しているチームのメンバーが
大学でサクラソウの研究を行うことになりました。
これはチームにとって本当に嬉しいことです。
勝手に採れない国立公園のサクラソウを
学術的により詳しく調査してもらえば嬉しいです。
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冬の花園!!

2018年01月05日 | 園芸科学科
第2農場、草花部門の温室です。
屋外の植物はほとんどが色を失くし
モノトーンの世界ですが、ここだけは違います。
加温されていることもありますが
緑一面で気持ちの良い空間が広がっています。
この草花はシネラリア。
シネは縁起が悪いから
サイネリアと呼ばれているのは有名な話です。
面白いことに和名もあります。
それが「蕗桜」(ふきざくら)です。
そういえば葉がなんとなくフキの葉に似ています。
でもフキではなくキク科の草花です。
花園と呼ぶにはまだ1ケ月ちょっと早いのですが
開花が待ち遠しく感じます。
さて今日は南部町の互礼会が行われ
その会場でチームフローラフォトニクスのメンバーが
活動を認められ町長さんから表彰されることになっています。
もちろん地元南部町出身者が対象ですが
今年の2〜3年生は6名の予定。
新年早々、晴れの舞台です。
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