10代目はFLORA FINAL

TEAM FLORA PHOTONICS（チームフローラフォトニクス）は
2018年4月で結成10年目を迎えます。
この間、植物と光の関係を探りながら
「白いりんご」「作物の機能性成分の増強」
「草花を使った水質浄化」はもちろん、
「サクラソウ保全活動」や「LED信号機」
さらに極地研究にも取り組んできました。
活動のおおもとにあったのは「名農生改造計画」。
力があるのに、あまりにも自信のない名農生を
本気にさせ奮い立たせるのが結成目的です。
その対策が外部のコンクールへの積極的参加であり
名農初のポスターセッションへの挑戦でした。
その甲斐あってみんな最後は頼もしい若者なって卒業していきました。
しかしいくら成果があっても10年経ったら見直しが必要。
結成当時と社会情勢や求められるものが
変わっているかもしれないからです。
そこでチームフローラフォトニクスは
2018年度をもって解散する計画を立てています。
つまりチームとしての活動は今の2年生が卒業するまでの1年間だけ。
10年目のFLORA10はFINALチームでもあるのです。
たった5名のメンバーで立ち上げたチーム。
最後も5名のメンバーでやり残したテーマに挑みます。
ご支援よろしくお願いします。

冬眠中、蹴ったら開いた

チームの本拠地である馴化温室です。
この温室はコンピュータ制御で
窓を開け閉めできる優れものですが
何年も前から壊れています。
それも開きっぱなしのまま動かないのです。
つまり中には冷気が流れ込み冷蔵庫状態。
唯一手動で天窓が閉まるので、
それを閉めようとやってきたのですが入り口が開きません。
雪が積もって開かないのではなく
寒さのため金属の扉が凍っているのです。
なんとかして中に入りたかったので
いけないとは思いながら扉をひと蹴り。
すると扉が開いたではありませんか。
まさに開きましておめでとうでした。
さてチームの温室は暖房こそ完備されていますが
燃料高騰の折り、使ったことがありません。
そのため秋まで生きていた植物の多くが
寒さで枯れたり休眠しています。
入り口でがたがた騒いだので
植物たちに春までの起こすなと叱られそうです。