花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

インゲン、なめんなよ!

2018年06月05日 | 研究
開花から約10日、花の後に実ができました。
小さな小さなインゲンのさやです。
よく見るといたるところについています。
このまま育つと大豊作になるかもしれません。
一般に食用作物であるマメ類は水耕栽培などしません。
さらに虫媒花に必要な送粉者(ポリネーター)である昆虫もいません。
したがって果たして結実するのかどうか
とても不安だったフローラのメンバー。
小さな実を見つけてひと安心したようです。
また発展途上国や新興国の湖沼を想定した
高濃度の富栄養化水でも障害を起こすことなく元気に育っています。
植物のたくましさをあらためて感じます。
さらに優れた浄化力も示しています。
昨年までサンパチェンスのものすごい蒸散量に圧倒されていたので
マメ科植物の蒸散量などあまり期待していませんでした。
ところがびっくり。インゲンもなかなかの蒸散力があります。
比較するとトウモロコシ以上のです。
富栄養化湖沼を浄化しながら食糧を生産するという
研究に取り組んでいる最後のフローラ10のメンバー。
もうひと頑張りです。

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インゲンの花?

2018年06月05日 | 研究
水槽に植えつけてから、約4週間。
インゲンが白い花を咲かせました。
4月に栽培していエンドウマメと同じで円形状の蝶形花です。
さてこの温室には同じように水槽でトウモロコシが育っています。
トウモロコシなどのイネ科は風媒花。
つまり風によって花粉を飛ばしては受粉しあいます。
ところがマメ科は完全なる虫媒花。
昆虫に受粉を託している植物です。
ところがここは温室で虫はいません。
あるのは網戸から入ってくる風だけ。
果たして結実してくれるでしょうか。
また土に根を張らず、水に浮かんだ状態。
こんな前代未聞な状態でもちゃんと収穫できるでしょうか。
楽しみながら実験しているフローラです。
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