花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

モダンローズ

2018年06月17日 | その他
バラの紹介をしています。
最初にバブル時代に流行した剣弁咲きのモダンローズを紹介しましたが
モダンローズとは1867年以降に作出された品種。
したがっていろいろな品種が作り出されています。
ここに2種類のバラが見えます。
左側のちょっと大きめのバラは1925年誕生のデンティベス。
右側の小ぶりの赤いバラは1984年誕生のアンジェラ。
いずれもモダンローズです。
こちらの花は剣弁咲きではありません。
デンティベスはハマナスのような一重咲き。
アンジェラは半八重のカップ咲き。
カップに花びらを入れたような丸い姿をしています。
このようにモダンローズの中でも花の姿はいろいろで
たまたまバブル期に剣弁咲きが流行したということです。
ではモダンローズとオールドローズの境がなぜ1867年なのでしょうか。
実はこの年に歴史的な「ラ・フランス」という
のちにハイブリッド・ティーローズという品種群となる
バラの第1号が誕生したからです。
この名品種と言われるバラはまだ手に入りますので、
どんなバラか調べながらバラの深い歴史を楽しんではいかがでしょうか。
毎年、たくさんの品種が登録されるバラの世界。
今年も新しいモダンローズが生まれるはずです。
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オールドローズ

2018年06月17日 | 環境システム科
日本のバブルが崩壊した1990年代以降に流行したのがオールドローズ。
バラにはいろいろな分類の仕方があります。
その一つが誕生した時期によって分ける方法。
一番古いのはもちろん野生種。ワイルドローズといわれるものです。
すべてのバラの元となったので原種ともいわれます。
次が1867年以降に作出された品種。これをモダンローズといいます。
先ほど紹介した剣弁先のバラはまさにモダンローズです。
そして最後は1867年以前に作出された品種群。
これらはモダンローズに対してオールドローズと呼ばれています。
こちらは丸みを帯びたロマンチックで優美な姿と香りが特徴。
おそらく情熱的なモダンローズが大流行した振り戻しで
かつての古典的な姿が愛されたのではないでしょうか。
このバラはそんなオールドローズの中で
ダマスクローズと呼ばれる品種群のバラ。
ダマスクとはシリアの首都で、ダマスクからヨーロッパに
入ってきたバラたちだといわれています。
特徴はなんといってもダマスク香とも呼ばれる甘く濃厚な芳香。
紀元前数世紀から栽培されて、バラは香が良いというイメージを
万人に植え付けたことから「バラの女王」として
バラの歴史の中では重要な品種群となっています。
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オールドファッション

2018年06月17日 | 学校
これぞバラという感じの花が咲いています。
そう感じる理由はなんでしょう。
これはおそらく花の姿です。
中心部が盛り上がって花も大きく、
さらに花びらは先が尖っています。
このような姿の花を剣弁咲きといいます。
このタイプのバラは第二次世界大戦以降に世界で人気となり
日本でも高度経済成長に合わせて優雅な姿が流行したといいます。
そのためこの姿がバラの定番として
私たちの頭に刷り込まれているのだと思います。
しかしバブルが崩壊するとこの情熱的な姿はあまり好まれなくなり
次第と市場から数を減らしていきます。
ではバブル崩壊後はどんなバラが流行したのでしょうか。
ご紹介します。
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シャープな生垣

2018年06月17日 | 園芸科学科
名農のキャンパスの中にはいろいろな垣根があります。
垣根とは他と自分の敷地の境目を示すもので
建仁寺垣や四つ目垣、金閣寺垣などの竹垣が有名です。
しかし名農の垣根はこのような生垣。
生きた樹木を剪定して見事な造形を見せています。
この第2農場付近の生垣は基本的に角が立ったシャープなスタイル。
すっきりとしたデザインが特徴です。
さらに第3農場に向かう途中には
サイコロのようなスクエアタイプのものもあります。
園芸科学科では草花だけでなく造園に関する学習もあります。
したがってこの生垣は良いお手本。
機会あって来校された際ばぜひご覧ください。
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