花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

時代遅れのトウモロコシ?

2018年06月28日 | 
現在、環境システム科の科目「ビジネス基礎」では
商品となるトウモロコシを育てています。
でも普通のトウモロコシではありません。
「もちとうもろこし」と呼ばれる
糯性でんぷんを有する特殊なトウモロコシです。
トウモロコシにもお米と同じように
糯(もち)と粳(うるち)という2種類があります。
一般に食べているのは粳ですが、
糯性はそれこそ「もちもち」していて
食べ応えがあり美味しいものです。
しかしこのようなトウモロコシが食べられていたのは昔の話。
今は甘いスィートコーンが主流です。
したがって10人食べたら7人は甘くないので
美味しくないと答えると思います。
それぐらいほのかな甘みのトウモロコシなのです。
こんな時代遅れのトウモロコシをどのようにして商品化するのか
環境システム科ビジネス類型の腕の見せ所です。

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梅雨の中休み

2018年06月28日 | 学校
現在、梅雨入りしている青森県。
長雨こそ降りませんが、曇りの日も増えています。
しかし先日は梅雨の中休み。
朝からこのように青空が広がりました。
この大きなガラス温室は昭和に建てられたもので
バナナなど熱帯植物を栽培する温室として活躍していました。
名農ならではユニークな温室でしたが
残念ながら現在は栽培が休止されています。
理由はランニングコストの高騰。
熱帯植物は低温になると枯死するので
石油を燃料とするボイラーを炊けなければならないからです。
バナナの最適気温は26〜30℃。
品種によってはもっと低くても大丈夫ですが
冬に氷点下となる南部町では
冬季間常にボイラーを焚き続けなければならず
維持するのが困難になったようです。
歴史のある温室で設備も旧式ですが
何か新しい使い方を考えたいものです。
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