フラワーショップ ?

園芸科学科の温室に行くとご覧ように
いろいろな種類の花苗が育てられています。
面白いことに黒い看板が掲げられていますが
これまた喫茶店が黒板を使って作る
オシャレなサインボードのようで
まるで街の花屋さんのような雰囲気を出しています。
6月に入ると一時的な寒さも少し和らぐので
花を育てるには最適なシーズンとなります。
温室には花を買い求めるお客様が
毎日のように見えています。
とはいっても花苗は季節的な商品。
もしご興味がありましたら
お早めにお問い合わせください。

準備万端

クリスマスローズ。
花の時期はとっくに終わっていますが
ご覧のとおり、花びらのように見えるガク片は
色こそ褪せてきましたが散らないので、
まだ咲いているように見えます。
これが「落ちない花」「散らない花」として
受験生に人気の理由です。
そんな花に白い袋が被されています。
結実したクリスマスローズは種子ができ
雌しべの基部が大きく膨らんできます。
そして熟したら袋が突然破けて種子が地面にばらまかれます。
したがって種子が欲しい場合は、このように袋をかぶせて
こぼれた種子を受け止めるのです。
袋の正体はスーパーマーケットで売られている茶漉し袋。
通気性のある腐織布なので種子が腐敗することもありません。
さあどんな種子がとれるか楽しみです。